事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

群像8月号

2011-08-03 10:47:28 | 本と雑誌

こうなりゃ毒皿、これも読んだ分だけ報告しとこう、あ、イカちゃん「オレステス」にコメント感謝、私は「ヘヴン」読んでないしこれからも読む気ない、一冊読めば十分って作家がいて彼女はそれなのだ

古井由吉「子供の行方」-ヒェーーーー、おっどろいたーーーーーー、古井さんのお父上って岐阜県某市のご出身?古井さんは終戦の年、東京からわざわざ疎開してそこでも空襲に遭われた?し、知らんかった、そんなご縁があったとは、こんなことがなきゃ死ぬまで知らずじまいだった、これもラジー賞のお引き合わせ・・・・でも単行本はたぶん買いませんよ、芥川賞の頃から変わってない、私は貴方が苦手です

鹿島田真希「来たれ、野球部」-主人公の僕は高校一年、学年トップの秀才で美形でかつ野球部のエース、入部後2週間目の練習試合(どことやったんだ?)に先発完投で勝利、顧問の先生(27歳の熱血タイプ)は同僚に「甲子園」と言われて否定しない・・・あのさ作者殿、これがどれほど非現実なスサマジイ設定で、読者にハナからソッポ向かれる状況で、フィクションのホントらしさを損なってるかわかる?いかに彼が母子家庭育ちで実は問題を抱えてて後半にはアッと驚く逆転劇を用意してる(だろなあ、このままハッピーエンドのわけはない)とほのめかしたって、そんなどう考えても現実にいるハズのない少年がどういうことになろうとホントの意味で興味を持てるわけがない、まさに悪い意味での「エソラゴト」・・・いや私はそう思うけど思わんヒトもいるだろな、今月号も買うよ、講談社の商売としては成功だ

旅と本について1ページのエッセイより
堀江敏幸-通勤途中で読んでる本を失くす、同じ本を駅ビルですぐ買って読み続ける、移動中に読む本はどこにも売ってる作品に限るのだ・・・ごもっとも、先日家人が言った「忍法八犬伝ならあるのに」私「わかってるよ、だけど持って出て失くしたらマズイだろ?」

中島義之-ウィーンまでの機内では「ほとんど意味を感じない」分析哲学書を寝ずに読む・・・今は北回りで11時間か、近くなったね(行ったことないけど)、夜の7時に出て着くのは日本時間の朝6時、まさに完徹だけどあちらは夜の11時、部屋へ入って即寝ればよい、時差ボケなし、アタマのいいヒトは違うなあ、意味を感じない本を眠たくならずに読めるとは

岸本佐知子-パリのカフェでとある古本の下巻を読んでたらそこに上巻がおいてあったのでいっしょにしてやった、なんてもちろんウソ・・・・・アハハハ、いつ読んでも冴えてるー!!

というわけでこれにて8月号のミッション完了-とする