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歩け、歩け (光文社文庫) 価格:¥ 520(税込) 発売日:2007-01-11 |
久々に佐野さんの本である、07年初版だから2年前だが近所の本屋にあったのでゲト、単行本未収録作品を集めたとのことだけど一番古い「お望みどおり」は絶対読んでる、昭和39年発表の短編を初出の雑誌(週刊小説とのこと)で見たわけはなし、いったい何で読んだのか、謎だ・・・・・
で、これらの短編がなぜ今まで単行本に入らなかったのか、それは何となくわかる、どれもコワイのだ、佐野さんってほんとコワイこと考えるヒトなのよね、同じ年でも都筑さんとは比較にならん(クドイって?ゴメン)、中で私が一番コワイと思ったのは「高級家庭教師」、昭和52年のプレイボーイに載ったんだそうだけど
大学1年の男の子に受験生の家庭教師を頼む、条件は本人に似てること-と来れば誰だって「替え玉受験」を考えるハズが・・・・・
あまりのコワさにしばらくネタがわからんかった、ほんとだってば、これだけでも読む価値あり-なのかこの後当分悪夢に悩まされるか、それは読まなきゃわからない
でタイトルの「歩くうた」、なぜか私はこの歌知ってて
こんなメロディだったと思うんだけど1行しかわからん上に、元ウタは5行あって5行めは感じが変わってる(佐野さんによれば)とのこと、だいたいこんな暗いメロディが「元気に歩くうた」になるのかなあ、謎だ、誰か真相知ってるヒトない?