雨降りしきるなかのバイクスタート。いつもとかわらない勢いでペダルを回し始めます。
ここだけ読むと、よくそんな危険な真似を。。。な話になりそうですが、スリップの原因の多くは、コーナーリングとブレーキ、、、これは河川敷往復となる今回は、あまり縁がないわけで、アイプロテクトのサングラスを着用すれば、降雨だからというネガティブさは相当部分雲散霧消されます。ただ、あくまでこれは今回限で、テクニカルさが要されるコース、、、果てしなく上り下りとカーブが続く日和佐なんかだとビビって速攻リタイアでしょうね。
先だって試走した港構内を過ぎて河川堤防をしばらく走ると、そこは地元ランニングコースを一周12km×3で区切ったバイク周回コース。
河川敷周回コースといえば、去年参加した長良川のトライアスロンを思い出しますが、あのときの感想は単調でメリハリに欠けるので、サイクルコンピューターと心拍数とをにらめっこ、、、と考えてたら、ケイデンス(ペダル回転数/1分)計測機能が故障するは、あまりの暑さに気分悪くなるはで、自己新の割に今ひとつ達成感にかけるレースとなりました。
とにかく気合い入れてギア重くしてペダル回せる、、、パワフルに回すと確実にふくらはぎとか腰にきてしまったのが先日の伊豆大島、で同じ轍は踏まないように、、、とレース前は思ってましたが、そんなのペダル回しだすとすぐにオラオラオラーになってしまうとりあたまなkeihさんでしたが、幸か不幸かこの日は違ってました。
スイムで左足首を攣っていた関係で、力が入らず、普段から目標にしているケイデンス90あたりでとにかくギアを重く、といういつものペダリングがまったくできません。一周目の前半というスピードが出るところでも、時速30kmを切るくらい。いくら向かい風とはいえ、これではまずい。仕方なく、ケイデンス110といういつもまったくやらない水準の回転数で回すことに。そう、力をガーンと入れるのではなく、回転数を上げてスピードを上げる手段を選びました。でもこれ、完全なぶっつけ本番。
最近腹筋をよくやってたせいか、このレベルでも腰が動くことなくペダルが回せてしまいます。ある程度回転数を上げると、ペダリングにあわせて腰がプリプリ動いてしまい、力も逃げていくのですが、意外にも大丈夫みたい。体のしんどさから考えると、この高回転ペダリングがいちばん効率よさそう。
時折でてくる水溜りや、オーバーテイクされた直後に前のバイクから跳ねてくる泥水なんかで、ウェアから脛からバイクから泥だらけになるまでそうは時間がかからない、、、。まあそれは仕方ありませんが。
しかし、、、いつもほどは抜かれません。意外に抜き返せているのが全くいつもと違う展開。三台いっぺんに抜かれたら、うち二台はしばらくしたら抜きかえしているような感じ。雨で皆さんスピード出すのに躊躇しているのか、あるいはもしかしたら高回転ペダリングとやらがすごい威力を発揮してしまっているのか。110超えているとかそれ以上の実際の数値は、サイクルコンピューターを二重にサランラップで防水コーティングしているので今ひとつわからないのですが。
このコースは0.5kmごとに距離の看板が出ています。ランのときとかペース層にすごく役に立ちそうでいいなと思いつつペダルを回すわけですが、その数値が少しずつ少なくなることで、周回の終わりが近づいていることを認識します。
一周目 23'00 HR/AVR164
アベレージで30km/hオーバーということで、これだけ心拍数も上がっていますが、陽が全く出ていないおかげか、まだまだ110のケイデンスで回せそう。完全に、この23-5℃あたりの気温が体にフィットしている模様。雨レースも二回目(前回の伊豆はスイムのみなので違う)ですが、前回は淀川マラソンハーフで初めて二時間切れた会心のレース。雨で調子いいと「おれは中嶋悟かフフフ」などと寝言も言いたくなりそうなものですが、母集団二個ぽっちででかいこというのはやめとこう。ただ、雨天レースは調子いい、という前向きな刷り込みが出来るようにいい結果を出したいところ。
二周目 23'37 HR/AVR165
後半最後で、パワージェルを摂取。どうしても炭水化物をエネルギーとしていることは否めない心拍数なので、以前は無補給でやっていましたが、最近は補給を意識するように。あとはアスリートソルトも一粒。そんなに発汗多いわけではないでしょうけど、念には念を、ね。
三周目に入ると、、、行き6kmの向かい風が強くなったのか、やはりパワー不足なのか、思うように進まない展開。ニ三台いっぺんに抜かれるときの抜かれ方が、上り坂とかで抜かれているのと同じ感じで、とにかく力の差がありありと感じさせられるオーバーテイクを食らう。まずい。
しかし、三周目半分いけばあと残り半分は追い風フラット。折り返しまであと4kmとかの看板を見ると、あと8分我慢してペダル回せ、という感じでとにかくカウントダウンをすこしづつ行いながら耐える時間帯。折り返しで時計を見ると13分超えてやがった。確実なペースダウン。でも、しょうがない。まあどこか故障しているとかではないので、気持ちを切らさずにラストパートを追い風とともに疾走。
三周目 24'50 HR/AVR163
36kmで71分とかだからまあいいでしょう。堤防に上がり、一路大井川港へと戻ります。凸凹した港構内を慎重にトランジションへと戻っていきます。
バイクトータル 80'55
トランジットでは、靴下が、、、あまりにずぶ濡れで履ける状況ではないので、前回の伊豆大島に続き、今回のランも裸足で走ることに。日差し皆無ではありますが、サンバイザーとサングラスを着用してランコースへ向かいます。