怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

日和佐うみがめトライアスロン行って来ました Part3

2005-07-24 23:19:11 | Un dou kai


ハワイよりも4分も多くかかってのスイム終了となり、少しばかりへこみながらバイクのトランジットへと走っていきます。前回比で記録更新をもくろんだ場合、スイムで貯金を作れないことには正直厳しいかなというのがある程度プランとしていたためかなりの誤算です。もちろん、荒れ狂う波に打ち勝てというのが少しばかり無理があることなのですが、、、。

トランジットゾーンでは、靴下を履き、バイクシューズを履き、ゼッケンをつけ、ヘルメットをかぶり、手袋をつけて、アミノバイタルプロのゼリーを二秒ほどで摂取して出発!!します。ウェアの着替えがなかったこともあり、一分あるかないかでスムーズに完了という、非常に精神衛生上好ましいお召し変えとなりました。

バイクはスムーズに進みだします。平地では時速30km/h超でさくさく進んでいきます。遠距離トレーニング(嵐山編木津でパウロ編)の甲斐あったのか、まるで抜かれません。イイヨイイヨーです。そして、登りにかかります。「確か、最初の登りで3.5kmあったんだよな、、」と思い出しながら、ギアを軽めにして坂を登りはじめます。しかし、、、まったく力が入りません。もうすこし言うなれば、漕いでも漕いでもバイクが坂を登ってくれません。そうそう、思いっきり車輪が空回りしている状態です。これも、登りトレーニングを全くやっていなかった心の準備不足があったのかもしれません。一台、また一台と脇をバイクが通り過ごしていきます。どうしてこんなに露骨に力の差を見せ付けられなければならないのか、と思うと悲しくなってきます。3.5kmが果てしなく遠いです。降りてバイク担いで走った方がよほど速いのではと真面目に考えてしまいます。

上り下りの傾斜変換があり、景色も見えるところが「展望台」となっているようですが、折り返しまで5つあるこの展望台の一つ目の3.5km地点でもはやバテバテな私となってしまいました。今回興味本位で心拍計をつけてのレースとなりましたが、登りの途中で心拍計が178から全く動きません。心拍数178ですよ、兄さん。常に心臓バクバク状態です。無理してるというか何か間違っています。第一展望台を過ぎてからは少しばかり下りもあったりします。しかし、イメージ頂きたいのは、F1のモナコグランプリ。あんな感じでグニャグニャカーブが続きます。下りがあっても、すぐにコーナーリングをしなければなりません。こんなコース走って嬉しいのはイニシャルがDの方々だけですよ、と思いながら、ひいこら登ってると、「いやあ会いたかったよ」と嬉しそうな声ともにYさんがさっそうと追い越していきます。またぼろ負けか、と打ちひしがれながら必死に坂を登っていきます。

心拍数が178で朦朧としながらどれくらいの時間が経ったでしょうか、給水点があり、「この坂を下ったら折り返しですよー」との声が聞こえます。少しだけ元気が出てきますが、この坂の長いこと長いこと。長めの坂なので、ちらっとサイクルメーターを見ると、60km/hですよ60km/h!!ハンドルを握る手が心なしか強くなる気がします。耳には何ともいえない「ヒュー」という空気が入ってくる音がします。あれだけ登りで苦しんだくせに、今度は早く終わってくれと願うもんですからほんとに人間勝手なものです。

折り返しで時計を見ると、45分を差しています。このままでは90分ペース、ということよりも、もはやいっぱいいっぱいです。2kmは下ってきた坂をすぐ折り返さねばならないこの不条理さ。ですが、こういうところで大事なのは、心が折れないことです。無駄に平静を保ちつつ、帰りのロードに入ります。

帰りは、正直何も覚えていない、というか、坂に負けないようとにかく必死でした。それでも、行きよりも2分ほど余分にかかってしまいました。

バイクが終わって帰り着くころは、もう11時をすでに回っていました。梅雨明けの炎天下。。。これから10km走る事が全くもって想像つきません。しかも、ここまでで2時間9分。三時間以下のゴールでも、持ちタイムの49分とかで帰ってくる必要があります。自己新どころの騒ぎではありません。はぁ。気を取り直して、靴を履き替えてランに向かいます。

ランは、町に流れ込む日和佐川の脇を通り、一面田畑の道をひた走っていきます。実際はしゃれにならない相当な暑さなのですが、ここまで波やら坂やらで相当数のパンチを食らってきたこともあり、もはや多少の暑さなぞもはやどうでもいい錯覚もおきてきます。スタートしてしばらくは足取りも案外軽快で、3km時スプリットで16'30と50分フィニッシュは無理にしても、決して悪くはないペースで進みます。1km毎の水分補給も全部完飲していきます。所々で、沿道に住む方々が、自分ちの水道をシャワーにしてかけてくれます。先ほどは、暑さなど、、と書きましたが、実際のところはそういうことはなく、熱中症予防に水という水をかけていきました。4kmを過ぎたところで、思いも寄らない光景に出くわします。バイクであっさりちぎられたYさんの姿がそこにありました。ラン10kmでは私より5分は速いYさんだけに、すごく意外な気持ちで追い越していきます。フォームはおかしくなかったので、故障とかではなく暑さかガス切れか、そのあたりでしょうか。

そして、5kmに近づくあたりで、とうとうやってきました左膝。みしみしと音がしそうなくらい痛いです。歩いて水をかけて、ひざを回してこころもちほぐしてからまた走り始めます。ちなみに、少し止まった時点で、心拍数も162とかまで下がりました。ランに入ってもずっと178とかいう時点で故障かと思いましたが一応ちゃんと動いてくれているようです。よかった。

8km通過で46'55とキロ6分がやっとのペースではありますが、あとは惰性でも何でも這ってでもゴールに向かうのみです。

(ちなみに、ゴール間際でカメラマンがいるということを見越して、このあたりで帽子をかぶりなおして、ゼッケンをちゃんと正面に、そして表情も可能な限りさわやかに、と心がけてその結果取られたのが冒頭の写真です。えへ。)

町役場までのメインストリートに入り、それなりに観客のみなさんの声援も聞こえてきます。苦しいことばかりしか記憶に残っていないレースで、たぶんレース中ずっと険しい表情とかしていたと思いますが、ゴールが見えてくると、何故か心が晴れやかになって自然と笑みが出てきます。そして、念願のゴール!!!トータルタイム 3:10'48(199/391)という結果になりました。DNF(途中棄権)が14人、スイムスキップが5名と考えると、全参加者の中でちょうど真ん中くらいということみたいです。

私のゴール後、すぐにYさん、Iさんとゴールします。レース回顧をしながら、参加者用の弁当にかぶりつきます。いやぁ、一緒についたビールがうまいことうまいこと。すぐ急いで運転して大阪に帰らないといけないのについ飲んでしまいましたyp。。





それにしても、日和佐。幼少時にタイムスリップしたみたいで(私は長崎の片田舎育ち)ほんとにいい時間を過ごせました。来年もリベンジ、、、しないといけませんねこれは。





オフ会報告を挟んで、Part4 総括編に続きます。

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