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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【あたりまえ経営のすすめ】3部 ビジネスパーソン編 04 悔いても反省しなければ成長しない

2023-07-10 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ3 ビジネスパーソン

■【あたりまえ経営のすすめ】3部 ビジネスパーソン編 04 悔いても反省しなければ成長しない

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 ビジネスパーソンも、“真”のプロでなければ勝ち残りは愚か、生き残りもできません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 経営に王道なし

 1970年代から、半世紀近くの経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 3部 【あたりまえ経営のすすめ ビジネスパーソン編】 ビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル

 本シリーズは、経営士・コンサルタントなどの経営専門業・士業の先生方を対象として、第1部の【経営編】をお送りしてきました。しかし、その内容は、視点を変えれば経営者・管理職のためのお話でもあります。

 将来社会を担うビジネスパーソンのためのテーマでもあります。ビジネス界においては、フレキシブルな視点の持ち方をできる人が高く評価されるのです。この論理を「痛感できる」ビジネスパーソンでなければなりません。

 時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思いますが、そのヒントとして、一助になるように、半世紀にわたる経営コンサルタント歴からお話して参りますので、参考にしてくださると幸いです。

 ビジネスパーソンは、常に「管理とは何か」を知り、自己管理ができなければなりません。ただしい「管理」を理解し、実践する❷は、「温かい管理」とは何かを正しく理解しなければ、上司からも、社会からも正しく評価されません。

  温かい管理とは
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/8b7833c2ebc019660a3813e9dedbf92f

 ここでは、ビジネスパーソンなら誰もが知っているようなことを整理してみました。

 知識としてはご存知のことでしょうが、莫迦にしないで、それを実務に活かすにはどうしたらよいのかを考えてくださる契機となると幸いです。

 士業・コンサルタントなど専門業とする先生方は、それを自分のものにし、現場では自分の体から出るオーラのごとく、相手に「感じさせる」ことができるようにして下さい。

■ 第3部1章 ビジネスパーソンとして成功する術

 他の人と、同じやり方をしていては、どんぐりの背比べになってしまいます。存在感を示すためにも、自分自身を「差異化(差別化)」しましょう。

 それが、ご自身の成長に繋がるでしょうし、ビジネスパーソンとして元気に生きて行くことができるようになるでしょう。

 それをどの様に身に付けて、どの様に活かしていったら良いのでしょうか。自分自身で立ち止まって考えてみることも重要です。

■ 3-1-04 悔いても反省しなければ成長しない

 世の中には、悔いることをしても、効果的な反省のできない人がいるようです。

 私の知り合いで、穏やかな人がいます。その方は、お金持ちの家に生まれ、何不自由なく育ちました。身の回りは、お手伝いさんが全てやって下さり、両親からは限りない愛情を注がれ、兄弟姉妹とも仲良く暮らしてきました。

 その人は、性格も良く、優等生タイプで、両親や学校の先生から叱られることもなく育ちました。

 学校を卒業しますと、一流会社に就職ができ、そこでも上司や先輩からもかわいがられ、本人も、お金持ちの家に、何不自由なしに育ったにもかかわらず、わがままなこともなく、他人思いの優しい性格の持ち主でした。

 勤務中に大きな失敗をすることもなく、順調に来たのですが、父上の健康上の問題などから、そちらの会社に移ることになりました。そちらの会社でも、社員のことを大切にする経営者として、若いにも関わりませず、人望もあり、会社経営も順調にすすみました。

 三〇代前半で、社長になり、私に顧問となる要請が来ました。もちろん、素晴らしい人柄ですし、会社の雰囲気も良く、順調に、安定的に、また、大きな成長をしているわけではありませんが、自社のペースで経営が、進められていました。

 あるときに、社員の一人が、重要な顧客と、ちょっとしたコミュニケーションの行き違いで、トラブルに発展してしまいました。それを、上司に報告もせず、自分一人で解決しようとして、訴訟問題にまで発展しかけたときに、管理職を通して、社長の耳に届きました。

 私のところに、社長から、相談があり、ある解決案を提示して、弁護士と相談して進めるようにアドバイスをしました。

 その後、私が海外出張に出かけたのですが、とりわけ、何の連絡もありませんでした。何の連絡もありませんので、逆に気になり、私の方から社長さんにコンタクトをしましたところ、訴訟問題にはならず、社長さんが中心となって、顧客との折衝を図っているとのことでした。

 しかし、帰国後、よくよく聞いてみますと、社長さんは、相手企業との関係を楽観視していました。その上、その顧客とのいざこざが、ネットで拡散し、他の顧客とのビジネスにも影響が出てきていました。

 社長さんに、問題が深刻化している原因をキチンと説明し、このような時には、どう対処すべきかをお話し、再発しないようにしました。

 重大視した私は、現状を鑑みた複数の対応策を提示し、具体的な手順書まで作成して、社長さんに早急なる対応をお願いしました。ところが、社長さんは、相手の社長さんとは人間関係ができているという勝手な思い込みから、私がお願いした事項を中途半端な形でしか実施していませんでした。

 その結果、逆に、問題が再燃してしまい、その解決に弁護士の支援を受けながら、私が前面に立って解決することになりました。問題そのものは、解決しましたが、その会社の評判は落ち、業績の低迷が、その後しばらく続きました。


 人間的にも、とても素晴らしい人なのですが、これまでに失敗ということをしたことがない人で、問題についても深刻さに欠如しているだけではなく、クレーム対応技術も稚拙でした。

 私からの注意やアドバイスに対しても「反省」ということをせず、なだ、悩むだけの人だったのです。自分は、ひどく落ち込んでいたにも関わりませず、人に、嫌な思いをさせたくないという思いから、それを表に出さないでいましたので、周囲の人も、ことの深刻さに気がつかなかったのです。

 失敗というのは、キチンとした反省の上に、対処策を講じ、それを糧とします。多くの失敗を繰り返しながら、智恵をつけてゆきます。その社長さんは、これまでの人生で、大きな失敗をしてきませんでしたので、失敗をしたときの反省のしかたが充分に身についていなかったのです。

 そのために、ただ、落ち込むだけ、しかも、「自分の力が及ばないから、この様な事態を引き起こした」と自責の念に駆られるだけで、真の意味の反省に繋がっていないのです。

 ある人の名言に「考える人は前に進むが、悩む人は懺悔に立ち止まるか、後ろに下がることしかしない」というのを、何かの本か講演で知ったことを思い出しました。

 育ちの良いこと、優等生であること、これらは一見しますと良いことのように見えますが、必ずしも良いだけではなく、そうでない面もあるということを知らなければなりませんね。

<次項に続く>

 

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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 源氏物語ミュージアム 宇治十帖と日本庭園

2023-07-10 10:03:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

 

  【カシャリ!ひとり旅】 源氏物語ミュージアム 宇治十帖と日本庭園

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■■ 源氏物語ミュージアム 宇治十帖と日本庭園

     https://www.museum.or.jp/museum/5229
     https://www.city.uji.kyoto.jp/soshiki/33/

 宇治市源氏物語ミュージアムは、京都府宇治市にある公立の博物館です。『源氏物語』の幻の写本とよばれる「大沢本」など「源氏物語」に関する資料の収集・保管等がなされています。実物大に復元した牛車や調度品などの復元模型や映像を通じ源氏物語と平安時代の文化に親しめます。
 1998年に開館し、開館10周年にあたる2008年9月にリニューアルが行われました。

 紫式部が書いた源氏物語五十四帖の中で、最後の十帖の舞台となったのが、このち宇治です。宇治は、当時から貴族の別業の地として愛されてきました。

 住所    〒611-0021 京都府宇治市宇治東内45-26 電話    0774-39-9300
 開館時間 9:00~17:00(入館16:30まで)
 休館日    月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
 料金    大人 600円(480円)/300円(240円)
     障害者等手帳所持者・介護者 ・宇治市内在住 無料 ・宇治市外在住 半額
     高齢者(70歳以上)・介護者・宇治市内在住 無料

■ アクセス
【電車】
・京阪/宇治線(京阪本線からは中書島乗換)宇治駅下車 徒歩約8分
・JR/奈良線(JR京都駅~奈良駅)宇治駅下車 徒歩約15分
・近鉄/京都線 近鉄大久保駅からバス約15分 バス停京阪宇治下車 徒歩約8分
※できるだけ公共交通機関でお越しください。

【バス・乗用車】
・大阪方面/名神大山崎JCTまたは第二京阪久御山JCTから京滋バイパスへ、宇治西ICから約10分(大阪方面からは宇治東ICで降りることはできません)
・名古屋方面/名神瀬田東JCTから京滋バイパスへ、宇治東ICから約5分
・駐車場 バス4台(1台1回 2,000円 バス駐車場は予約優先) 乗用車15台(1台30分 100円)

 

 

源氏物語ミュージアム エントランスと建物

建物周辺の池

源氏物語ミュージアム 池泉廻遊式庭園

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

  ■ カシャリ! ひとり旅


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■【きょうの人】 0710 佐伯 田公 空海(弘法大師)の父親 ■ 畠山重忠 鎌倉幕府の有力御家人

2023-07-10 06:33:00 | 【話材】 きょうの人07月

 

  【きょうの人】 0710 佐伯 田公 空海(弘法大師)の父親 ■ 畠山重忠 鎌倉幕府の有力御家人

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

 佐伯 田公 空海の父親

 さえき の たぎみ

 奈良時代から平安時代初期にかけての播磨国造の役人でした。讃岐国多度郡の豪族で、多度郡擬大領・佐伯男足の子とする系図があります。

 真魚(のちの空海)の父親で、真魚を中央官人にするため、妻の実家である阿刀氏の一族であった阿刀大足の尽力によって、大学寮明経科に入学させました。しかし、真魚は仏門の世界に入ることとなり、田公は憤慨したという記録があります。

 一族は、真言宗の発展を支え、善通寺(ぜんつうじ)の開基となりました。

 善通寺は、香川県善通寺市にある寺院、真言宗善通寺派総本山です。本尊は薬師如来で、広大な境内は、創建地である東院(伽藍)と、空海生誕地とされる西院(誕生院)に分かれています。

 7月10日には、善通寺宗祖降誕会が催されます。

 

■ 畠山重忠 鎌倉幕府の有力御家人

 はたけやま しげただ
 長寛2年(1164年)-元久2年6月22日(1205年7月10日) 
 享年42

 畠山重忠は、平安時代末期から鎌倉時代初期の武将で、鎌倉幕府の有力御家人の一人でした。

 父親が平氏方の武将であったために、源頼朝の挙兵に際して当初は敵対していました。しかし、のちに白旗を持って頼朝に会い、臣従しました。

 『源平盛衰記』によりますと、その白旗は、重忠の先祖の平武綱が八幡太郎義家(源氏本流)より賜ったものとのことで、頼朝を大変に喜ばせたと記述されています。重忠は、治承・寿永の乱で活躍し、知勇兼備の武将として常に先陣を務め、相模国へ進軍、頼朝の大軍は抵抗を受けることなく鎌倉に入れました。その功績と人柄が買われて、幕府創業の功臣として重きをなしました。

 しかし、頼朝の没後に実権を握った初代執権・北条時政の謀略によって謀反の疑いをかけられて子とともに討たれました(畠山重忠の乱)。重忠は、武蔵国(埼玉県深谷市付近)を拠点としていましたが、当時、「武蔵を制する者は、板東(関東)を制す」といわれるほど、重要な地でした。

 時政は、北条氏が板東で存在や功績を認められたいという思いから、息子・義時や部下達の反対を押し切って、重忠に策略を仕掛け、強引に滅ぼしたといいます。

 存命中から武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称されるほど人望があつかったのです。事後、時政に反感を持つ、息子の義時等により時政は追放されることになりました。そのことからも重忠の無実は明らかだったようです。

 戦前の教科書には、必ずといって良いほど、畠山重忠の忠君物語は掲載されていました。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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