晩秋の城山公園
二十数年前はアニサキスの症例はさほど多くは無かったようですが
最近は冷蔵技術が進んだせいで 魚を生で食べる機会が増えて
飛躍的に増大しているそうです。
(昔はさんまを刺身でいただくなんて考えられませんでした)
鰹の表面を藁で焼いて「たたき」にしたり
鮭を凍らせて「ルイベ」にしたり
烏賊を細く細く切って「いかそうめん」にする調理法は
アニサキスを予防する先人の知恵という説もあります。
昔の人も美味しいものを食べるために苦労したんですね。
私の場合はアニサキスの卵が胃で孵って幼虫になったので
簡単に取る事ができましたが
俳優の森繁久彌さんはそれが小腸でおきて
開腹手術をするという大事になったと聞きました。
(恐っ)
ちなみに私は今だに「しめ鯖」は食べられません。
(胃酸でも死なないのですから 酢なんか効かないでしょうし....)
と言う訳で 皆様もどうぞ お気を付けて
村一番スペシャルラーメン
(味卵とチャーシュー3枚の下に野菜が沢山入っているだけなんですけどね...)
カメラで実際に回虫を見られた時はさぞかしショックに近いものがあったと想像しました。
歯科でも、同様に患者さんが大変ショックを受ける検査があります。
口の中の細菌を位相差顕微鏡で見ると、小さな糸状のものが、元気に動き回っているのです。
細菌の数が多ければ、集団をなして動き回っているわけで、
「これが自分の口の中の現実か!」と
患者さんは恐怖心さえ感じるそうです。
それから治療に移行するととても熱心にブラッシングも
実行してくれるようになります。
もちろんその後状態が改善することは言うまでもありません。
痛みや何か症状があるわけではなくても、
どうですか、一度こう言った検査を受けられてみては。
今回の話しは 食い意地の張った
食いしん坊ならではの騒動でしたが
その食いしん坊の口の中の細菌というのは.....
「大学病院紹介します!」 とか
「今日はしばらく帰れませんよ!」とかになりそうで....
やはり見ない方がいいかもしれません。
22日からNORIKO先生のコラムを始めます。
では