版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

「謹賀新年」と「幻の珍味」

2012-01-02 13:31:33 | その他 Other




明けましておめでとうございます。

今年の我が家の年賀状 まだ着いていないところが多いと思います。
なにせ29日まで刷っていて 30日に出したものですから.....
一足先にこのブログで ご挨拶いたします。

さて 今年はどんな年になるのでしょうかね。
穏やかであれと切に願いつつ しかし 何となくまた大乱が起きる様な気もします。
いつの時代も いつの年も 安寧な時など少ないのが現実ですが
それでも最近の不安定さは殊に大きさを増している様にも思えます.....



といったところで
今日は 前回予告しました「極めて危険な食品」のお話。

危険と云っても市販されているので 充分安全ではあるのですが
なぜ安全になるのか 科学的に解明されていないので 
ひたすら伝統の製法を守って作っていると聞くと やはりちょっと気になります。

前置きが長くなりました。
その食品とは 「ふぐの卵巣」
ふぐの内臓は極めて毒性が強い事は皆さんよくご存知の事と思いますが
事もあろうにその内臓である卵巣を糠漬けにして食べる地方があるというのです。

こちら



糠に2年間漬け込むと 強い毒がどうゆう訳か 消えてしまうのだそうです。
いつの頃から作られてきたのかも判らず
なぜか 石川県だけでその製法が伝えられ続けて現在に至っているようです。

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そしてお味は.....

旨い!!!

糠漬けなのでしょっぱいですが  
魚卵の風味と糠による発酵が充分活かされて それはもう お い し い !
発酵食品大好きの私は虜になりそうです。

一切れで 二合はいけますね。
昨日は五合くらい いっちゃたようです......

暖かいご飯にのせても お茶漬けにしても良さそうです。

猛毒の卵巣をなんとか食べようとして いろいろ工夫を重ね 
多分犠牲者もきっと出たに違いない 古(いにしえ)の人の努力には頭が下がります。
それにしても 毒性が何故消えるのか 現代でも解明されていない というのが 怖くもあり 不思議でもあります。

そしてその「ふぐの子」は こちらで扱っています。

  http://www.ishikawaya.com/  「いしかわや」さんです。

私が買ったのは「ふぐの子 中 」¥924 意外とお安いです。

どうですか 皆様も試してみては。