版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

アート.....

2011-10-08 11:05:41 | その他 Other

ようやく秋らしい いい季節になりました。
芸術の秋 食欲の秋 です。

先日の朝日新聞朝刊のいしいひさいちさんの漫画
とても面白かったのでちょっとお借りしました。



「アート」の一面を可笑しく 正しくとらえていて 思わず笑ってしまいました。

アートの概念をどんどん押し広げて 何でもアートになり得る渾沌とした状況を創り出したのは
作り手であったり 鑑賞者であったり 取りも直さずそれは 現代人の「たくましさ」なのだと思います。

アートが身近になったばかりではなく 誰でも「アーティスト」と呼ばれるようにもなりましたね。
床屋さんはもちろん ラーメン屋の親爺も チンドン屋さんも(古いか...)漫才師も
確かに 腕に技持つ人は皆 アーティストなんですね。
便利な言葉です。

私も版画なんかをやっているので 一応アーティストと云われる事が多いです。
例えば

私)「睡眠は10時間以上取りますね。昼寝もします。人生の半分は寝ているようなもんですね」
相手)「アーティストだからよ」

私)「酒も煙草も高校時代から大好きでしたね。酒の味は小学校4年の時覚えました」
相手)「へぇー やっぱりアーティストね」

私)「うんこは毎日1~2回しますね。1日も出ないとひどく苦しいです」
相手)「さすが アーティストは違うわ」

要するに
こういう方は 自分と大きく異なる様な人を アーティストと呼んで安心するのかもしれませんね。
(いや 単に私がからかわれているだけかも知れませんが....)




と言った所で 昨日は高校同期の安井耕一君のピアノコンサートに行ってきました。
まさしく一級のアーティストによる上質の音をたっぷり堪能させてもらいました。

そのコンサート会場に行く途中 国立競技場のすぐ近くで 白い曼珠沙華を発見しました。
こちら



話しには聞いていましたが 見るのは初めてです。
「赤い花なら 曼珠沙華」(長崎物語より)と歌われるくらいですので(この歌も古すぎますが) 
私はやはり曼珠沙華は赤がいいように思いました。