路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

七月の雨を理由になにもせず

2010年07月04日 | Weblog
 
 昨日からよく降った雨が朝には上がる。雨はあがったけれど地面は濡れているからとても畑は行けない、ということにして、日曜日一日サボる。
 草、生えてるだろうな、と思いながらサボる。

               

 冬眠鼠さんは会合に出かける。

 ワシはサボり続けて、藤森照信『建築史的モンダイ』と藤沢桓夫『大阪自叙伝』読んでしまう。

 どちらも歳月の集積ということについて。
 前者は知性、それも瑞々しいままの知性が歳月にさらされてもさわやかな好奇心を失わないということについて。
 後者は出会い、誰をも魅了する個人の存在が、歳月を経ても後世のひとびとに感銘を与えるということについて。
 ま、そんなことを昼下がり、文庫本に栞代わりの指をはさんだままトロトロまどろみながら。

                

 7月。
 いつ梅雨明けるんだろう。

 ツバメは文化祭。

 時は過ぎ行く。