路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

少年期過ぎて日暮れの微熱かな

2010年07月12日 | Weblog

 雨、降る。とてもとても降る。
 梅雨明け頃に集中豪雨が集中するのはいつ頃からだろう?いやだなあ。

                

 レコードプレイヤーというのか、CDとレコードを一緒に聞けるやつを冬眠鼠さんが買って、ではサッソク、ということでレコード出してくると、ワシの所有LPが結構ある。ケッコウあるが殆ど記憶にない。記憶にないが有るのだから買ったのだろう。みんな三十年以上前のものである。
 で、聞いてみるとケッコウいい音である。聞いてみるとそれなりに懐かしい。ナンでコレ買ったんだろう、というものが殆どである。

 三十年以上前、というのは記憶が薄れるものであるが、記憶が呼び覚まされるものである。

                 

 昨日の日曜日は雨降って畑も行けず、結局家に籠って過ごす。
 野見山暁治『パリ・キュリイ病院』読み終わる。で、新村出『ロウカン記』と黒岩比佐子『古書の森 逍遥』と斉藤隆夫『回想 七十年』を、あちら読んではゴロリ、こちら読んではグラリしながら過ごす。実際は惰眠のアイマにアチラへ行ったりコチラへ来たりしただけであるが。

 こうしているうちにチトウシュンソウのユメになって久しい。

 歳月は酷薄である。

 本当に。