天動説がまかり通る中で、地動説を唱えられるか

就活で学生さんと話をしていると、あたかも世界や感性が違うと思える
言動や行動を目の当たりにする事が多いのが事実です。

これだけ厳しい環境なら頑張るだろうと、社会人は見ているけど学生さんは
何故か焦る気配もなく「あれっ？」という反応をする事が多いです。

震災で今出来る事を頑張る！　というスローガンは持っていてもそれは目の前の
忙しさや何となく躊躇するという雰囲気の中行われない事も多いですね、
それは大学という学生が住む世界の常識が違うという事を、外の社会と比較検討
していないので、当の本人達はそれに気づかない事が多い訳です。

過去に「天動説」が教会の権威やアリストテレス哲学の基に当たり前のように
強制されていた中で、実際の天体の観測を行い事実を見極める事に関与した
「科学の父」であるガリレオのように「地動説」を唱えて軟禁状態での生活を
余儀なくされた状態でも、自分の信念や熱意を傾けないと、ドップリ浸かった
悪しき常識の罠からは脱出出来ないかも知れません。

常識を疑う事、疑えるほどの冷静な分析や、実際の行動を積み重ねて行く機会が
就活だと思って居ますので、今一度、社会の現実を見極められる様に様々な
事例や事象を自分でしっかりと探求してほしいなと思います。

当たり前という事を疑う、それは今まで当然だと思って居た事に対して、
驚いたり、驚嘆したり、改めて感謝する事から始めてはどうでしょうか？