「日々、キャリア」降矢一朋の気付きメモ日記!

日常の自分が感じた「?」や「!」な事を書き留めたサイトです。

生活という時の流れに鍛えられたモノは素晴らしい

2009年07月31日 | Weblog
世の中の森羅万象に関わる全ての理は進化し環境も刻一刻と移り変わる中で、
昔からある物で、現在に残されている物は財産とも言える知恵と工夫に満ちた物に
溢れているが、その素晴らしさに気付かないままに世の中から消えようとしている
物は非常に多いような気がします、それはモノを作れる人が「職人」が居なくなる
そんな現実に晒されているからだと思います。

雨具一つ例に挙げてみても、現在は新素材でゴアテックス等の新素材が開発されて
広く利用されてますが、大汗かきの私は雨に濡れなくても、汗で内側から濡れる、
これはどうしようもありません、でも昔から猟師やマタギが身につけている「蓑」
などは通気性は良いですし、雨も外側の藁に伝わって中には染みこまないその上、
藁の保温性で暖かいという完璧に近い雨具なのですが、流石にこれを着けて通勤や
通学は出来ません、勇気どころではないですね・・・

そこで、時代を超えてその機能を後世に残すために「デザイン」という発想が必要
であり、そこには単に見た目をきれいにするという事ではなく理想主義的な発想で
この時代に、この機能を活かし、更に使いやすさも追求し、更に見た目も良い!
そんな思考を追求する姿勢こそ、人が最も欲する才能であり、機械では出来ない
パソコンなどで簡単に処理できない英知が宿っていると思います。

だからこそ、現在の就活の課題において、ややこしい設問、一見するとデザイナー
コピーライターを欲しているのかと思える程のクリエイティブな要求をされている
かの様に見えますが、時代に要求されているのは、この「一生懸命に考え続ける」
問題解決の方法を模索する姿勢の有無を問われているのではないかと思うんです。

身近な商品や建物、道具、身の回りには色々な工夫やアイデアが満ち溢れています
それをどう次の時代に活かすのか? 更に良くするのか? そんな姿勢が問われる

あなたなら「蓑(みの)」をどうしますか? 何か新素材や技術が出来たときに
これが活かされて、着るとステイタスを感じる、誇れる文化に昇華したいですね。


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