「日々、キャリア」降矢一朋の気付きメモ日記!

日常の自分が感じた「?」や「!」な事を書き留めたサイトです。

「就活ナビ」週刊 降矢一朋のデスクより Vol.8

2009年09月03日 | Weblog
毎週金曜日更新中です!(ブログ用に少し加筆してます)

~「自己分析」をこれからの就活に活用するために、意識しなければならない事~

前が見えないジャングルや、草むらを歩いていると人は大きな円を描く様に回って
歩いてしまうらしい、先の目標に向って歩く時、闇雲に歩いても目標に着かない、
軌道修正を上手く行なう必要がある。

秋からの「就活」に向け不安の中準備に余念が無いと思いますが如何でしょうか?
今回は具体的にどうすればよいかを少しだけ掘り下げてみたいと思います。

「自己分析」という作業、皆さんはどのように取り組んでいますか? 
「分析」ですから自分の過去のエピソードや、考え方、趣味趣向、今までした事に
対して色々な切り口で細分化する様に、自分を構成する素材に切り分けていますが
毎年学生さんを見ていて、この辺までは皆さん機嫌良く行なっているのです。

子供時代に一度や二度は何か家にあるものを分解して怒られた経験は無いですか?
分解して行くのは誰でも出来るのですが、それを改めて組むのは難しいです。

例えば、遺跡を発掘している考古学者の話を聞いた事が有りますが、重機などを
導入して一気に掘ってしまえば早いだろうに、殆どが手作業で丁寧に掘り進めて
います。これは目的が単純に埋蔵品を見つけるだけならそれでも良いと思います。
しかし考古学者は昔の人達の生活や思想この遺跡の建造された目的を探る為に、
僅かな痕跡も見逃さないように慎重に掘り進めて行くのです。時には刷毛で掃き、
作業を行なっています、それは古にこの地で生活していた人達のイメージを探り、
構築する為に僅かな痕跡に残された想いを拾い集める、その為の分析作業です。

自己分析も同じで、未来に向けて、自分の仕事を構築する為に、今の自分を構成し
ている素材を分解し、分類・整理し、さらに磨き込む事で、新たな自分を構築出来
るようにする、整理作業なのです。調査が行き届かない堀り方は「タヌキぼり」と
言うらしいですがそんな雑な分析をしてはいませんか?

就活の自己分析も後に組み立てる事を意識しないで、単にバラバラに分析するだけ
では、ややこしいだけで「今」、以上に良くなる事はあり得ません。必要なもの、
無駄なものを見極めて組み立てないと調子が悪くなるか壊れてしまいます。

就活では、自己PRが複雑で数が多なるほど厄介な事に、まとまりが無くなり、
考えも定まらず、結局エントリーシートも迷った挙げ句書けないというケースに
陥る事が多いです。

だからこそ何か目標になるものを意識してチェックし整理する事を心がけ、同じ
エピソードでも行動を分析して、様々な視点で見る事をしておくと、後の面接など
でも逆に質問に対応しやすいので話しもしやすくなります。
時間がかかるかも知れませんがその分析の苦労を事前にしっかりとする方が効果的
な就活を展開できると思いますので、遠回りな様でも案外近道かも知れません。


自己分析と「空の雲」

2009年09月03日 | Weblog
最近は秋からの怒濤の様に続く講座のプログラムや原稿作成、資料の整備に追われ
一種、独特な制作モードというか何を見ても「これ使えないか?」とか変な目で
モノを見てしまう癖がつき、そっちの方で参ってしまいそうです。

今日も駅で電車を待っている時に、「あの雲何に見える?」という設問に対して

自分ならこうかな?と考えている自分が可笑しかったです。

投影法に分類される性格検査の代表的な方法のひとつ、ロールシャッハ・テストも
基本的には何が見えるという、心に何が投影されてピックアップされるものを回答
する事によって、無意識な心理分析が行なわれるらしい、これは性格・適性検査で
広く用いられる手法ですが、これから伺い知れるのは、人に大事なのは「関連付」
「ひらめき」という感覚なんだと言う事です。

でも、これも日々の蓄積が無ければ、関連付く対象が無ければひらめきなどは
あり得ないと言うことも示唆している、例え雲を見ても今までの人生の中で
「象」を見たことが無ければイメージが湧くはずもないのは事実である。

日々、自分の人生の中で何を意識して、脳の中ですぐに関連付く項目とは何か
つまりはどんな行動を起してきたかの一端を伺い知ることが出来る事なんだと思う

雲を見て色々と連想できる様になるのも、自分を見つめ直す事にもなるだろうし
思い浮かばないならば、今まで如何に意識せずにぼんやりと物事を眺めていたか
確認できるでしょう。

あの雲が何に見えますか?

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