の編集をまた再開した。現在、水素原子のところであるが、この部分にちょっと直観的にわからないところがあったので、そのことを考える時間がとれなくて、中断していた。それが「数学・物理通信」を12月1日に発行したので、時間がとれるようになった。
それで再開したというわけである。小川修三さんの門下生などたくさんいるのだが、講義録を編集するなどという元の学生はあまりいない。私が関心をもっているということから、敏子夫人から講義録のコピーを送ってもらったのはもう何年も前になる。
その講義録を3つの部分に分けてその第1部だけ、「素粒子論研究」電子版に載せたのだが、その後が続かなかった。9月に敏子夫人に広島でお会いしたときにどうも仕事が進んでいなかったので、会うのがちょっとつらかった。それで仕事を進めなければならないと思っていた。
いまは第2部であるが、離散固有値の章が終われば、連続固有値の章と行列力学の章が来る。これらの4,5,6章はもっとも量子力学らしいところである。