3月が近づいて来た。これは春が近づいて来たと言い換えてもよい。
だから、春は花が咲き始めいい季節である。もっとも私には花粉症の季節であり、悩ましい。
先日、花粉症の話からつい踏み外して、ハイゼンベルクの量子力学の始まりの話に及んでしまった。
ハイゼンベルクがHeyfeverから逃れて行ったヘルゴランド島は岩だらけの花が咲くような島ではないので、花粉症の人には逃避するのは最適の島である。
残念ながらこの島にはもちろん行ったことはないが、いつかNHKのドイツ語講座のテレビで見たところでは海岸の岸壁が赤いのが印象的な島であった。
はじめに「3月が近づいて来た」と書いたときに私の述べたかったことは花が咲くでもなく、花粉症に苦しむでもなく、実は「数学・物理通信」11巻1号以下の号の発行をしなけならない月だということを言いたかった。
「数学・物理通信」は10巻8号で私の記憶に間違いがなければ、通巻95号まで発行している。あと5号で通巻100号が達成される。
メール配布の「数学・物理通信」は有料配布の雑誌ではないし、普通の人には無縁のいわゆる個人発行の雑誌である。同人誌と言ってもよいが、同人を募集したことはない。
名古屋大学の谷村さんのご尽力で彼のサイトにバックナンバーはすべて掲載されている。改めて、谷村さんのご尽力に感謝申し上げたい。


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