ただ今「熱読中」でございます!
姜尚中「心」
まだ途中でございますが、読了するのがもったいない。
今半ばを過ぎたところでございます。
まぁ、このブログでも何度か警鐘を鳴らしておりますが、
現代人が忘れている『生』の裏側にある『死』をもっと意識するべき、ということです。
本文を抜粋しますと・・・
「・・・死を隠蔽し、この世の片隅に追いやって、
『生』だけを謳歌することなどできないのです。
だからこそいま、『ライフ』だけでなく、
『デス』もすくい上げる必要があるのではないでしょうか。・・・」
これは、東日本大震災で大学生がライフセービングの特技を生かして
海中に沈む遺体を回収するボランティアにいそしみ、
そしてPTSDになってしまった大学生に向けた
主人公の「姜尚中教授」からのメッセージである。
これは様々なことを内包していて、
既存の信仰・宗教の無力さを「阪神淡路」・「東日本」の『平成二大大震災』で
まざまざと見せつけられたのだ。
それは今まで衆俗と学問に走って「救済」をお座なりにしてきたからである。
「既存であればあるほど『執着』が生まれる。」
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