入院日誌 「断れないの?」

我が病棟内では、将棋で私を巡る引き合いが激しい。

長老には毎食後に「空蝉さん、一手指しませんか?」と誘われるし、

病棟内インテリな方には、「将棋の研究会をやりましょ」（実質指導）

この両人の間に挟まれて、私は迷惑しております。

今日はたっぷり一時間指導を受けました。（疲れた）

帰りに長老に「退院までに一局」とせがまれたので、

近日中にはやらなければいけないでしょう。

なんだか、かわいそうでしょ!?

そんな訳で自分で首を絞めているわけです。

なんで、俺に声掛けるのさ!!

他に居るやろぉ

こう見えても、やることあるの!!

と言うことをカウンセラーに言ったら、「断れないんですか?」って、

断れてたら苦労しないさ。

別に人が良いとは思わないけど、断れないんだよなぁ～

典型的な日本人ですよね。

私のパターンとして、期待していないところから好かれ、

期待しているところからは、遠心力が働くというのがあるんですが、

今は正にそれですね、「空蝉不要論」ですわ。

これと密接に関わってくるのが「希死念慮」ですね。

今のところは、「希死念慮」はお陰様で影を潜めているので、

つながってはいませんが、長期に渡れはどうかわかりません。

え～、結局元の木阿弥ですか



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