今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

Nさんのお別れ会に出席して

2019-04-27 06:43:49 | 

この記事を書くにあたって、私は自信がまるでありません。

思いが深すぎて、言葉にならない。

余りに語彙不足で、表現がうまくできそうにありません。

前の記事も、同じ思いでした。

貧弱な語彙の引き出しから言葉を選びながら、PCのキーを打つことにいたします。

 

広島に到着し、夫の墓参を済ませ、私は宿泊先のリーガロイヤルホテルに落ち着きました。

その日の夕食は、小学校時代、亡くなったNさんととても親しかったHさんとご一緒しました。

お言葉に甘え、お寿司をご馳走になった私です。

 

市政のトップとして都市開発などで活躍されたHさん。

社会経験豊富で教養豊かな彼のお話は、傾聴に値することばかり。

いつも私の心を豊かにしてくれます。

この日は、主にNさんの思い出話で終始しました。

突然の訃報のショックから完全に立ち直れたとは言えなかった私でしたが。

Hさんの理性的で穏やかな口調に、私の心は慰められ、次第に元気を取り戻すことができました。

 

平山郁夫の作品
今のホテルが完成した時、寄贈されたもの、との彼の談。
個人的にお話しする機会もあったそうです。
とても穏やかな優しい方だった、と彼が言っていました。
この静謐な絵を見つめていると、悲しい気持ちが、癒されるようでした

 

そして翌日のお昼前、ホテルの大ホールで執り行われたお別れ会へと。

まず驚いたのは弔問客のあまりの多さです。

ホテルの大ホールが、大変な混みようでした。

実業家として成功をおさめ、今はご長男に社長の席は譲り、会長職の身でいらしたNさんです。

 

彼の交流の広さと、篤い人望によるところなのでしょう。

白い花に囲まれた正面の大きな遺影が、すべての人に微笑みかけているように見えました。

私にも、「横浜からわざわざ来てくれてありがとう」と、広島弁の口調で声をかけてくれているように私には感じられて・・・・・・。

遺影をひたすら見つめ、思い出に浸りながら、自分の献花の順番を待ちました。

 

献花が終わった後は、壁際に飾られた彼の思い出写真にしばらく見入りました。

そして、お料理が載ったテーブルを囲み、同窓生たちと、Nさんを偲びながら語り合い・・・・・・。

彼が亡くなるまでの近況を教えてもらいました

私は電話ですでに伺っていたことでしたが、改めて、Nさんの人生の幕の閉じ方に、ただただ感動。

 

亡くなる直前まで、友人たちを大切にし、感謝の気持ちを惜しみなく態度に表して、その数日後に亡くなられたのです。

死が迫る数日前、ごく親しい友人たち十数名を食事会に招いたNさん。

病院を抜け出し、鼻には、医療チューブを取り付けたままの姿で。

亡くなる前日は、会社の庭の桜を愛でる会まで計画されていたようです。

その実現はもう一歩のところで叶わず、永久の眠りにつかれたNさんでした。

 

その席にご一緒された友人の話では、彼は病気のことには一切触れず、食事もされていたとのこと。

重症の患者さんのようには見えなかった、と言っていました。

 

実際は三年前に、白血病の診断を下され、去年の夏には、半年の命との宣告もうけていたNさんです。

そんな体ながら、周りの反対を押し切って、孫を連れ、去年はハワイでのバケーションも愉しまれたとのこと。

 

平服とのことでしたので、迷い抜き、写真の装いで、お別れ会に出席しました。
思いがいっぱいで、今回は写真はほとんど撮っていません。

 

人生の幕の閉じ方は色々。

その姿は,その時の病状や体調、家庭の事情によっても、違ってくるでしょう。

良し悪しを付けられるようなことでは全くありませんが。

 

願わくば、彼のような幕の閉じ方をしたい。

死の直前になっても、向日性の心を失わないで、積極的に生き抜くことができたら。

彼のように日々を充実させられたら・・・・・・。

 

体調がよくないと、気力もすぐ萎えてしまう私には、とても無理な事、と分かっているけれど。

Nさんは、そのお手本そのものとなり、今の私を啓発してくれています。

 

追紀

間違えました。

明日投稿予定でしたのに。

うっかり公開にしてしまいました。

今更、ひっこめることはできませんよね。

推敲も十分でなくて、残念です。

 

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ありがとうございました。

花のように泉のように

 

 

 

 


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