今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

北鎌倉へ 

2016-08-23 07:28:05 | 旅行

話が昨日の記事の内容と前後しますが・・・・・。

長谷町の観光を終え、七里ガ浜駅から数分の場所にある停車場に戻った私です。

ホテルの五時過ぎ発、最終送迎シャトルバスに間に合い、ほっとしました。

 

ホテルの最寄り駅に到着した最初の日は、駅の周辺にはバス停が見当たらず、安易に徒歩で宿泊先にに向かう選択をした私。

そのために、思わぬ苦行を味わうことに。

鎌倉プリンスホテルに向かう坂道の何ときつかったことでしょう。

途中で後ろに目を遣ると、水平線を望む、小雨で煙った海が広がっていました。

久し振りに見る海。

私の苦行は随分慰められましたが。

息切れ寸前の状態で、やっとホテルに到着。

まだチェックインするには時間が早すぎるため、荷物を預け、疲れた体を休めたのは束の間。

その足ですぐ、長谷寺に向かいました。

かなりの強行軍でしたが、昨日綴りましたように、一日目の観光は予定通り、無事に終了することができました。

 

ホテルに到着、しばしの休息の間に撮った、窓からの風景
このころはまだ雨模様で、視界も悪く、海は霞んでいました。

 

翌日の二日目の観光は、北鎌倉です。

江ノ電で鎌倉駅に向かい、そこからJRに乗り換え目的地へ。

鎌倉に着いた時点で、鶴岡八幡宮を先に訪ねる案が、一瞬心をよぎりましたが、

私はアジサイ寺の明月院訪問を先行させることにやはりしました。

鶴岡八幡宮の混雑は、広大な境内ゆえ、さほど気にならないでしょう。

けれど、明月院は、できるだけ静かな佇まいであってほしいと、私は願ったからです。

 

ホテルに宿泊してまで、鎌倉を観光しようと思った理由が、そこにあります。

まだ人気の少ないこの地の界隈を散策してこそ、鎌倉の本当の良さに浸れる、と思ったからでしたが。

のんびり屋の私のこと。

その計画は、あっけなく頓挫。

ホテルを後にしたのが九時過ぎでしたから、明月院に到着すると、すでに大勢の観光客で溢れていました。

 

 山門に通じる参道 アジサイは明月院ブルーと呼ばれているようです。

 

アジサイの咲き方は、長谷寺のようなスケールの大きなものではありませんでしたが。

やはり見ごたえは十分です。

 

 

この日は、雨もなく、幾分、色褪せしおれて見えたのは、私の気のせいかもしれません。

昨日のお天気の条件が、アジサイ鑑賞のために、あまりにでき過ぎでした。

このお寺は、姫アジサイが主流のようです。

 

本尊、方丈内の円窓は、悟りや真理、大宇宙などを円形で象徴的に表現したもので
「悟りの窓」と呼ばれています。

窓の向こうに、後園があるようですが、一時期を除いて非公開です。

 

本尊の前には枯山水の庭園がありました。

 

 明月院を後にして、次に向かったのが建長寺。

建長寺は、これまでに訪ねた所とは雰囲気が異なり、威風堂々とした趣。

鎌倉五山第一位のお寺と言われるだけの風格を、十分に備えていました。

 

三門 

このころからカメラが電池切れまじかのサインが出始め
撮影に集中できなくなってしまいました。

臨済宗建長寺派の総本山。北条時頼が宋の高僧を招いて建立。

 

境内の奥では、日々、僧侶たちが厳しい修業に励ででいると知り、なんだか心引き締まる思いがした私です。

余りに厳かな趣で、アジサイ寺の様な親しみは覚えられませんでしたが。

最近の京都旅行の際、寄った健仁寺も、とてもよく似た雰囲気でした。

 

方丈の裏側の美しい庭園
方丈は禅宗寺院の住持や長老の居室の事です。

 

この後、向かったのは、最初に通り過ぎた駅前の円覚寺です。

実は、鎌倉から戻り、日があまり経過しないうちに、メモ程度の感想を、私は書き留めていたのですが、それも建長寺の前まで。

前回の一連の投稿記事の手直しに入りました。

久し振りに、建長寺の続きを綴ろうと思いましたが、既に記憶もおぼろ。

書く勢いが全く出ません。

 

円覚寺の事もあまり覚えていなくて。

どうしましょう。

 

北条時宗が、宋より招いた無学祖元禅師により、開山された寺院です。
国家の鎮護、禅を広めたいという願いと共に、蒙古襲来による殉死者を、敵味方なく平等に弔うために、
円覚寺が建立されました。

画像の説明は、その都度、検索し、私が印象に残った史実を簡単にまとめたものです。
間違っていたら、ごめんなさい。

 

一番心に残っていることは、円覚寺のアジサイを一番美しいと私が感じたことでしょうか。

過ぎたるは猶及ばざるがごとし、と言いますけれど。

アジサイ寺の数には程遠く、境内に静かな佇まいでひっそりと咲いていた円覚寺のアジサイです。

その方が、一つ一つの美しさが際立って、私の心は一層惹きつけられました。

 

 高尚な雰囲気の僧侶のお姿も。

 

アジサイのみならず、私が一番気に入った寺院も、円覚寺です。

格調、気品、優美さ、すべての面で一番優れているように感じました。

けれど、カメラの電池切れが心配で、シャッターが押せず、いい写真がありません。

 

 舎利殿
奥の建物は神奈川県唯一の国宝建築物です。

 

この日も、何とか私の計画通り、予定の時間内で、私が訪れたいお寺を見て回れました。

お腹もそろそろ好き、私のお目当ての、お食事処「鉢の木」へと。

娘たちが大学生の頃、家族で鎌倉散策を愉しみ、その時に立ち寄った懐かしいお店です。

恐らく鎌倉では、一番名の知れたお食事処ではないでしょうか。

少々お値段も張りましたが、美味しい懐石弁当をいただきました。

 

 

この画像をカメラに収めたところ、そこで電池切れでした。

 

実は、このたびの旅行で、広島へ出かけたときと同様の失敗を繰り返してしまった私です。

何度同じ失敗を繰り返せば気が済むのでしょう。情けない!

けれど、旅行の内容は、ほぼ私のイメージ通りの満足度の高いものでしたから、良しとしましょう。

 

観光地を巡る経験を重ねる内に、次第に旅行慣れし、旅を心から愉しめるようになるのでしょうか。

そう願いたいものです。

ある友人に、

「司馬遼太郎の『街道をゆく』を読むと、旅をしたくなるよ」

と言われました。

実は、私も読みたいとかねがね思っていた書物です

書店に行った時には、何気に探している私ですが、数度、司馬遼太郎のコーナーをチェックしたときには見当たりませんでした。

 

充実した旅をするためには、ガイドブックのみでなく、文学の薫り高い、その地に触れた書物を読むと、奥の深い味わい方ができますね~

軽井沢に出かけたとき、万平ホテルの売店で求めたのが下の本です。

 

軽井沢は毎年でも行きたいほど、私のお気に入りの場所です

 

とても参考になり、軽井沢へのの思いが深まったものです。

郷里の菩提寺の墓参を兼ねた夏の旅行も、よい本との出逢いがいあるといのですが、今のところ、手元にあるのは、平凡なガイドブックのみ。

 

またきっと最初の内は、自信がなく、胸ドキドキのスタートになるのでしょう。

郷里の菩提寺のお盆供養の法要への参列と墓参、そしてその前の二泊の京都旅行がつつがなく無事に終わりますように、と今から祈っています。

 

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