今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

同窓会 小学校の恩師の墓参

2015-05-28 06:24:07 | 

かなり重い腰痛を押して、小学校の恩師の墓参を兼ねた同窓会に参加した私。

久しぶりに、豊橋行きの新幹線に乗り込みました。

自分の体調に自信が持てないままの出席で、不安一杯でしたが・・・・・・。

幼友達といってもいいほど親しい同窓生が幹事となり、観光の案内役も一手に引き受けてくれるようです。

電話で、

「箱根の同窓会と同じように、僕が~さんの保護者になるから、安心してくればいいよ」

といつもと変わらない、優しい頼もしい口調。

Hさんは、そんな冗談を言いながら、私の参加を心から喜んでくれました。

何せ、十人の参加で、女性は三人のみ。

翌日のお伊勢参りの観光に出かけるのは私だけで、紅一点(?)となることになりました。(笑)

 

学業優秀だったHさんは、T大学を卒業後、郷里の市政に携わりました。

市長になるのでは、と期待される程、すべての面で秀でた人。

過去の職業、好奇心旺盛で親切な人柄のせいでしょう

観光する際も、驚くほどの情報通で、実にきめ細やかな準備とガイドをしてくれます。

 

 彼の自筆の案内状兼予定表
こんなに心のこもった案内状を手にする方はいらっしゃらないのでは。

 

一日目は、小学校の恩師のお墓参り。

その後、そこから徒歩十分足らずのところにある、豊川稲荷に行きました。

I先生の墓石を前に、教え子の私達がお花を手向け、各自手を合わせ、お参り。

その後、念願を果たした爽やかな笑顔で、皆、先生の思い出を胸に楽しくおしゃべりし、感慨に浸りました。

I先生の墓石を一生懸命洗う、O君の殊勝な姿に心打たれた私です。

先生も、さぞ喜んでくださったに違いありません。

 

 手前の同窓生は、恩師のご長女で、私達と同学年でした。

 

そのあとお参りした豊川稲荷は、日本の三大稲荷の一つとか。

織田信長、豊臣秀吉、渡辺崋山などの武人、文人の信仰を集めた由緒ある曹洞宗のお寺のようでした。

その名の通り、広い境内に、立派な山門、本堂、他諸堂があり、私がびっくりしたのは、狐さんが多いこと。

愛嬌あるキツネさんたちに迎えられた事が、このお寺の一番忘れられない、楽しい思い出かしら。

無邪気な私です。(笑)

 

 

その後ホテル前の和食処で、夕食を取りました。

宴が終わりに近づいた頃、先生の想い出話を、各自が数言、述べることに。

男性陣は、先生の温かなびんたを食らった話を、懐かしさ一杯に語っていました。

 

その点、I先生は女生徒には優しかったのでしょう。

私は、いつも先生に優しく見守られた思い出しかないこと。

小学五年生までは、割と優秀な生徒だったけれど、鶴亀算が登場した頃から、次第に頭が混乱し、勉強への苦手意識が大きくなった事。

そして、先生に心配をかけた思い出等を。

 

他に、新婚数年後、夫が郷里の支店に転勤となり、実家近くに住んでいた時の事。

お住いが割と近かったこともあり、酔いが回った先生が、私達の家に夜遅く立ち寄られ、大層驚いた話をしました。

「卒業して二十数年経過したにもかかわらず、私の事を心にかけ、ご訪問下さった恩師の厚い思いを改めて噛みしめ、感謝の気持ちがわいてくる事」

などを。

 

豊川稲荷の本堂の前で

 

ホテルに戻ると、私は他の方達を後にして、すぐ部屋に戻ることに。

翌朝の集合が、6時45分と、とてつもなく速いので、少しでも多く睡眠を取り腰も休め、明日に備えたいと思ったからです。

明日観光に参加しない人たちと、また元気で会いましょうと、固い握手をしてお別れした私です。

他の方達は、その後夜更けるまで、共に過ごされたのでしょう。

 

みなさん、温厚そうで、立ち居振る舞いに風格があり、いい年を重ねられていることが一目で分かるようでした。

その中にあって、小学校の時、とても仲良しだった女性のYさんの貫録がひときわ目立っていたかしら。

今なお、税理会計事務所を先頭に立って営み、活躍されている様子。

専業主婦の私は、同年齢にもかかわらず、Yさんの巧みな会話術、記憶力、生活力に圧倒されるようでした。

 

私はなんとも頼りない、か弱わそうな雰囲気に、その方から見ると、見えたことでしょね~。

翌日は同窓生から、「姫!姫!」と冗談で呼ばれ、荷物を持ってくださり、常にエスコートしていただくことに。

皆さんの優しさと細やかな心遣いに感謝感激の私でした。

夫がその端くれでも取り入れて、私にもっと優しくしてくれたらな~、と叶わぬ願いを、つい抱いてしまった私です。

 

恩師の菩提寺の本堂
お寺とアジサイの風景が、実に情趣豊かでした。

 

抗がん剤の副作用で大変つらい状況なのに、同窓会の参加を認めてくれただけで、感謝すべきことですね。

実際は、旦那さまはしぶしぶの心境のように見えました。

私は欠席の返事を一旦は書き、投函寸前でしたが・・・・・・。

娘たちが、

「パパの事は私達が引き受けるから、息抜きに行ってらっしゃい!」

と強く勧められてのお出かけだったのです。

 

しかし妹(ブログ名 世界に一つだけの姥花日記)が言うに、

「その人たちも、同窓会の時は特別でしょう。

きっと家に帰れば、うちのAさんみたいに亭主関白で、奥さんに優しい言葉なんてかけないのではな~い。

Aさんも、恐らく同窓会では、一番明るくて優しいイメージの人だと思うわ。」

でした。

私は騙されただけ。(笑)

でも本当に楽しい同窓会でしたから、私は今回の印象を大切にして、心の内でいつまでも温めることにします。

明日は伊勢参りの想い出を綴ります。

 

 

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花のように泉のように

 

 

 


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