今日は、前回の続編です。
公開のブログ上に綴っていいものかどうか、迷いもありますが、子供達の成績云々なんて、然程差し障りのある重大事とも思えません。
ですから真正直に、のびのびと書いてしまいますね。
長女家のさっちゃんは、小学校4年生です。
幼い頃は、男の子のように元気で活発。
自然児といった表現がぴったりする程、のびやかで屈託のない子供でした。
祖母としては、伝統的な価値観も捨てきれず、心に抱く女の子のイメージがありました。
ところが、さっちゃんは、そのイメージとはかなりかけ離れていたため、少々心配でもありました。
今でも、スカートやワンピースは大嫌いで、ママはハレの日のために用意したドレスなど、着せるのに大変苦労しています。
ところが、そのさっちゃん、相変わらずその装いは同様ながら、少女らしさも匂い漂い始め、チャーミングな性格が実に際立ってきました。
何とも愛くるしい少女へと成長した印象を受け、ばぁばは嬉しい限りです。
その気持ちを父の日に、喜びを込めて長女に伝えました。
ところが長女のMちゃんが、とても意外な事を言いました。
「さっちゃん、馬鹿なのよぉ~。とんでもないお馬鹿さんかもしれない」と。
何と、笑いながら実に楽しそうに言うのです。
それを聞いていたさっちゃんも、素直にそれを認めて、「そうなの~、私馬鹿なの~」
と言ってけらけら笑っています。
うろ覚えのため、表現は多少違ったかもしれないけれど、似たような事を2人が言っていたのは確かです。
実におおらかな親子関係と言えないでもありませんけれど、なんだかチョット、と言った私は感じ。
するとお兄ちゃんが言いました。
「ママ、このままではさっちゃんやばいよ。何とかしないと~」と。
長女から、さらに詳しい話を聞き、私は少々驚き、意外感でいっぱいになりました。
お兄ちゃんが、5年生の秋から通い始めた都内で一番の有名塾における入塾テストで、不合格だったとのこと。
500点満点で150点しか取れなかったのだそうです。
たったの150点!
これではゼロ点に限りなく近いですものね~
とても賢そうに見えるさっちゃんが何故、と頭の中にクエッションマークがいっぱい灯った私です。
以前からお勉強が振るわない、とは聞いていましたけれど・・・・・・
さっちゃんはやる気がないだけで、その気になれば、一気に成績が伸びると、私は思っていました。
その気持ちは、パパも変わりないようで、やる気さえ出てくれば、この子は大丈夫、とどこかのんびり構えている雰囲気です。
それにしても、ちょっとひど過ぎる点ですね~(笑)
最近の事。
ママから、私は自尊心をチョッピリ傷つけられるような言葉で、さっちゃんをからかった話を聞かされました。
傷ついた、と言うのは、全くの冗談です。
私は卒業した学校の良しあしで、人の値打が決まるなんて全く思っていませんから。
無論、ママも、ジョークに過ぎなかった事はよく分かっていますけれどね。
ママの言葉は、次のようなものでした。
「さっちゃん、勉強頑張らないと、おばあちゃんと同じになって、仲間外れになるわよ」
するとさっちゃんは、答えたそうです。
「いやだ~ママと同じ大学に行きた~い」と。(笑)
確かに我が家の家族は、私を除いて全員、同じ大学の卒業生です。
でも私は、そんなことで自らを卑下したり委縮したこと等一度もありません。
ですから、長女のそんな冗談も、余裕を持って笑って聞き流しています。
さっちゃん!同じ仲間でいいじゃない。
卒業した学校のレヴェルなんて、人の幸せには関係ないわ。
心豊かに人生を楽しみ、如何に有意義に過ごすかが一番大切な事ですもの。
これって、私の負け惜しみ?(笑)
いえいえ本心です。
でもお勉強を一生懸命頑張り、知識が増えれば、一層人生が豊かになることは確かですすものね~
今なら、まだ間に合うわ。
少々心を引き締め、基礎をしっかりやりなおして、再スタートのつもりで頑張ってほしいです。
何とそのために、お兄ちゃんが一役買ってくれる事になったとのこと。
最近、急に大人びて、背筋が幾分シャンとしてきたようなR君。
更にパパから、これ又意外な話を聞かされ、祖母の私は嬉しさを隠せませんでした。
中三になって、成績が躍進したそうです。
中1、2年の頃は数教科、赤点も取って、進級さえ危ぶまれ、高校生になる時は転校を余儀なくされるのでは、と両親は真剣に悩んでいたほどでした。
中学受験のために、5年生の夏頃から、さっちゃんが入塾できなかったS塾に通ったR君。
ママの絶大なる協力もあって、有名中に奇跡的に合格しました。
その時のママの涙ながらの喜びの声を、私は忘れることができません。
その親子の喜びを、転校させられて台無しにするなんて、余りに悲しくて辛い事。
今後のR君のためにならない、と私は最悪の事態を、真剣に恐れました。
でも対応次第と、子供の成長で、突然変わったりするものなのですね~
そのR君の成績が、中3になって突如アップし、学年の平均点を越えたとのこと。
パパ曰く、
「もうひと頑張りして、成績が上位三分の一内に入れば、T大を十分目指せるよ」
と。
T大は無理としても、やっと勉強することの楽しさに気が付き、知識欲が生まれてきたのなら、こんなに嬉しい事はありません。
R君の落ち着きと、余裕ある態度、前より会話が多くなったのも、自分への自信がみなぎってきたゆえでしょう
そのR君が何と、次回の入塾テストの準備で、さっちゃんの指導をすることになったのだそうです。
果たしてうまくいくでしょうか。
喧嘩になったりしないかしら?
もともと妹のさっちゃんの方が強くて、お兄ちゃんは負かされてばかりいましたから。
でも最近、さっちゃんがお兄さんを見る眼差しが変わってきた事に、私は気が付いていました。
お兄ちゃんが、急に背が伸びママを超え、見上げるようになった事も関連しているかもしれません。
敬愛の情が、さっちゃんの眼差しから感じ取れます。
我が家にいる時も、或る事で、「お兄ちゃん凄い!上手!」と感嘆の言葉を繰り返てし、褒めていました。
そんな微笑ましい兄妹愛に、ホロっとさせられる祖母です。
お勉強指導がうまくいって、ますます兄妹で、支え合い仲良く暮らしてくれれば、こんなに嬉しい事はありません。
色々書きましたが、さっちゃんがお勉強に身が入らない原因を突き止める事が、とても大切ですね~
私は、娘達が幼い頃から、お勉強に一生懸命励む事が、どんなに大切で、人生を豊かにしてくれるかを、話して聞かせました。
子供に分かりやすい表現と内容で、幾度も幾度も説明し、動機づけをしたつもりです。
長女家では、その語りかけが、少な過ぎたのではないかしら。
同じ事でも、表現を多少変え、言い続けることで、さっちゃんの学習へのモチベーションを高めるように心がけてね。
お兄ちゃんの成績が急上昇したのには、それなりの理由もあります。
このことについては、また何時か語りたいと思っています。
かれんちゃんも、ユニホームを着て、応援しています。
ワールドカップ、日本とギリシャの試合がいよいよ始まりました。
日本頑張れ!!!
勝利を信じて疑いません。
ご覧下さいまして有難うございました。
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