今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

七五三のお参り かれんちゃん おめでとう!

2013-11-30 14:55:46 | 

夫が緊急手術となり、突然病院に私が呼び出された日から、今日で5日目になります。

一昨日は次女、昨日は私、今日は長女と、交代で見舞ってきました。

既に予定はされていた事とは言え、突然、その手術が早まった時は、その状況にいやは予感がし、大変心配しました。

特別な事情ゆえ、仕事が大変な時期にもかかわらず、万難を排し協力をしてくれた娘達に、感謝の気持ちでいっぱいです。

ここ数カ月の次第に重くなる心身の負荷に、すっかり疲労気味の私でしたから。

今日も朝、床からなかなか離れられませんでした。

起きてからも、家事の調子は今ひとつ、快適なリズムに乗れず、すぐ気だるくなってしまいます。

体の芯まで疲れてしまったのかしら。

年の瀬も近いことですし、気持ちをしっかり持って、もうひと頑張りしなくては。

 

緊急手術後の旦那さまは、二日後には集中治療室から出て普通の病棟に戻りました。

とても狭いながら、今回の入院は、最初から個室で過ごしています。

集中治療室にいるときに、心が大きく揺さぶられるような出来事がありました。

手術後の処置を受けていた夫が、突然ICUの個室に移されたのです。

 

看護師のお話しでは、抗生物質の効かない菌が便より検出されたため、ほかの患者さんに移るといけないので、部屋を移動した、とのこと。

があ~ん、と頭を殴られるほどの衝撃を受けました。

何故なら、両親、特に母は院内感染のMRSで大変つらい目に遭い、死期を早めたからです。

近隣のご主人さまも、院内感染で亡くなられています。

ですから、この言葉には、少々アレルギーの私。

 

けれど、一昨日パパを見舞った次女が、先生からお聞きした話によると、全く心配ないことのようでした。

既に病棟に戻り、以前よりはるかに元気になっていて、看護士と次女の介添えで、病棟の廊下を1周したそうです。

次女の明るい声に接し、良かった~と、私は心から安堵しました。

そして昨日見舞った私の目に映った旦那様は、どうだったでしょう。

 

確かに歩けるほどの回復を見せてくれていましたが、まだ水分は一滴も摂れない状態です。

その状況から止むを得ないこととは言え、大層弱々しく感じられ、何時退院できるか、先の見えない不安を相変わらず覚えました。

先生のお話しを伺いたく、3時から7時くらいまで、昨日は病室にいましたが、それが叶わずとても残念でした。

 

でもこれ以上心配しても、どうにもならないこと。

実に落ち着いた物腰で、説得力のある柔らかな物言いでお話し下さる主治医のK先生です。

心から信頼申し上げ、お任せするしか、私には為す術がありません。

 

今回の記事は、緊急入院に至った理由とその処置について詳述するつもりでしたが、気分を一新し!

明るい話題に致します。

 

無論、前回の記事の冒頭でもお伝えした、孫娘のかれんちゃんの七五三の行事についてです。

旦那さまの容態次第では、一緒のお参りは無理かしら、と心配でしたが、緊急入院の知らせが翌日で、助かりました。

午前中の11時半に伊勢丹のレストラン街で、次女家族と待ち合わせた私です。

幾分早目に着きましたが、次女のお婿さんと子供達、ご義母様もすでに到着し、次女はデパートの美容室で着付け中でした。

 

かれんちゃんは、私達と一緒に早目の昼食を取り、赤いおべべに着替えます。

次女が、窮屈に思わないで心から楽しめるように、と前もっていろいろ楽しいイメージをかれんちゃんの頭に焼き付けたようでした。

ですから、大層楽しみにこの日を待っていたようです。

美容室でもお行儀よく満足そうに、髪結い、お化粧、着付けと、なされるがままに素直に従っていたかれんちゃん。

 

 

 

ママも、とても素敵で、優雅なお着物に身を包んで、まるで別人のようでした。

私が嫁ぐときに持参した、二十数枚の着物は、その後ほとんどたんすの肥やしのまま。

時代の風潮の急激な変化が、衣類も、和装から洋装へと瞬く間に変わった時代でしたから。

 

しかしながら、次女は、着ものに大変関心があるようです。

時に斬新で奇抜な服をも身に付け、私を驚かせることのあるお洒落なMちゃんですが。

ひと月前に、私の着物と帯を幾枚か、我が家から自分の家に持ち運びました。

ところが着付けが終わったMちゃんに会うと、私が予想していた黒い帯でなく、私の母がお嫁入り時に持参したグリーンの袋帯で、びっくりしました。

娘のセンスで、帯上げその他の小物に、その帯が合うと思ったようです。

着物は、洋服と異なり大切に扱えば、世代の違う孫、ひい孫と利用できる奥の深い衣類であることに、改めて感銘を覚え、亡き母の喜ぶ顔が目に浮かぶようでした。

 

 

 

ママと二人、すっかり準備が整い同じ館内で、写真撮影も終わり、いよいよ一つ先の駅の明治神宮へと車で向かった私達。

雨マークが付く日ながら、何とかお天気も持ちこたえそうです。

晩秋ながら、空気は柔らかで思ったほど寒くなく、私達を優しく包んでくれるかのようでした。

晩秋の紅葉が、境内の趣を一層深めてくれています。

 

 

 

かれんちゃんは着なれないお着物と草履ながら、なかなか振る舞いも板についていて、緊張している様子では全くありません。

七五三を伸び伸びと楽しんでいる様子に、健やかな成長を思い、ご義母様と私は目を細め、心から喜びあいました。

 

 

ほとんど喧嘩をしたことがなく、妹をいつもとてもかわいがるお兄ちゃんのK君も大変嬉しそう。

ママとパパの笑顔も、一段と輝いて見えました。

 

 

長い参道の砂利を踏みしめ、神社の本殿近くに到達した私たちでしたが、そこまででお祓いは受けませんでした。

ご義父母様は、敬虔なクリスチャンでいらっしゃるからです。

でも古来から伝わる日本の伝統行事に、家族そろって参加できたことは、今後の忘れ得ぬ、良い思い出になったことでしょう。

外国人には幾度もカメラを向けられ、そのたびに立ち止まり笑顔で応えていた娘とかれんちゃん。

モデル気分もチョッピリ味わえたかしら。(笑)

 

 

 

同じ参道を、同じ着物に身を包み、亡き母も一緒にお参りした我が子たちの幼い姿が二重写しとなり・・・・・・

歳月の瞬く間の経過を、しみじみとした感慨をもって思わずにはいられませんでした。

明治神宮の佇まいには、何一つ変化がありませんのに、人の営みは変転目まぐるしく、特に今の時代はそうですね~

地球温暖化の影響もあり、気候変動の激しい厳しい世相ながら、孫達が健やかに逞しく成長し、幸せな人生を送ってほしいもの、と心から願っています。

かれんちゃんの成長を感謝し祝う七五三ながら、夫が病に伏せているせいもあってか、いつも以上に思いが深くなる日となりました。

 

      

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