雨がしとしと降る花冷えの日が連日続きましたが、一昨日から当地は、春らしいのどかな光り輝くお天気になりました。
予報によると今日は、春の嵐で大荒れの空模様のようです。
けれど、恵みの雨で木々の芽吹きが進み、我が庭でも、可愛い柔らかな新葉が至る所で葉を広げ始めています。
もう寒の戻りはなく、一気に春めいてくれると良いのですが・・・・・・
不安定なお天気とはいえ、嬉しいこの季節。
年重ねた身でも、生きる力が新たに湧いてくる、そんな心持にさせてくれます。
新しい命が生まれいずるこの時期。
ご病人の方々も自然の生命力の感化を受け、ご回復が早まられることを祈って止みません。
ナツツバキ
私の体もやっと蘇り(笑)、数年前の体調に戻ってきました。
ゆえに春を迎えた喜びはひとしおです。
いっときはうつ病になってもおかしくない、と思えるほど、息苦しさが辛い時期がありました。
体がどんな経過をたどって元気になっていったか、それを一度詳しく綴りたいといった気持ちもありますが、そんな辛気臭いお話は後回しにしましょう。
今日はしばらくご無沙汰していた我が家の庭のご報告を致します。
去年の冬の植え付けを最後に、ガーデナーさんによるお手入れは中止し、自立することを決めた私でした。
私の体力が、自分で手入れが何とかできる程に回復してきたことが、ひとり立ちの一番の理由です。
とは言え、相変わらずガーデニングの作業が、体に堪える事には変わりはないのですが。
ガーデナーさんに任せ、美しいお庭を日々眺めて暮らす優雅さが維持できれば、それに越したことはありません。
でも一回の手数料が二万五千円でしたから、年金暮らしの身には、少々もったいな過ぎて・・・・・・
贅沢な支出では、と次第に思うようになりました。
自分で行えば無料ですものね~
それを、もっと多種多様なお花代に回したり、旅行費、あるいは貯蓄に回した方がお得な気がしてしまったのです。
三越のチェルシーガーデンから派遣されたHさんは、まるで我が家に舞い降りた花の妖精のように素敵な方で、お断りするのは断腸の思いだったのですが。
ツルニチニチソウ
そんな少々けち臭い考えから、まず手数料の高さを解消すべく、同地域のセンスがとても良いお花屋さんに、お世話役を替わってもらいました。
手数料が前に比べ随分お安くなり助かったのですが、選ぶお花、アレンジ、カラースキームのセンスが明らかに私とは違うことに次第に気が付きはじめました。
経済的な事以外に、こんな理由もあり、迷った末に、その方もお断りすることに。
植物を扱う方は、心が自然と浄化されていくものなのでしょか。
この方も物腰、言動共に柔らかさと優しさに満ちた、とても清らかな雰囲気の方でした。
お断りした際も、快く納得して下さり安心したものです。
新しいガーデナーさんの手による寄せ植え。色合いが私好みではありませんが、大切にしてきました。
さてこんな経過をたどってひとり立ちしたものの、私の頭に、具体的なイメージが確立しているわけでは、全くありません。
ガーデナーさんにお願いして二年足らずですから、我が庭は作庭途上。
完成にはまだほど遠く、多少ノウハウが身に付いた、といったところでしょうか。
ゆえに、相変わらず、私のドリームガーデンは漠然としたイメージのまま。
これを整理し、イメージを具体化していくには、大変な苦労が伴いそうです。
苦労と言えるほどのものではありませんでしたが、これまで夢の実現化目指し頑張って、幾度挫折してきたことでしょう。
熱しやすく冷めやすい性格の私の事。
その上、体力もめっぽう落ちてきた今となっては、イングリッシュガーデンを実現化するための作業を長い年月、持続する自信などまるでありません。
但し一つ言えることは、草花への愛情が以前より増し、日々お手入れする事が、欠かせない楽しい日課になってきたことです。
雨の日でさえ傘をさし庭に出て、花柄を摘みながら、可憐なお花や蕾に声をかけている私。
それに応えてくれるかのように、どの草花も割と生き生きした姿で成長しています。
最近は庭の草木いずれもも、愛しい我が子のように思えてきました。
でも相変わらずお手入れ法の知識は浅く、花がら摘みと水やりくらいしかできない私ですが・・・・・
アジュガ 花期が短いのがとても残念です。
今の花壇の現状は、春を迎え、最初のガーデナーさんが植え付けて下さった宿根草が芽吹き、或いはすでに花を咲かせています。
そこに、二番目のガーデナーさんが、昨年の冬に植え付けて下さった草花が今なお元気に咲き誇っている、といった感じです。
お二方の趣向にはかなり違いがあるようでしたので、なんだか調和が取れてない気がしないではありません。
でも、いずれも可愛くて、愛しい草花ばかり。
見映えが悪くなってきたパンジーなど、そろそろ抜いて新しい花に植えかえたい気分にもなりますが、
健気に咲いている姿を見ると可哀そうで、それができません。
最後の一輪まで咲かせてやりたい、といった心情でいます。
この点が、ガーデナーさんと草花への対応が異なるところでしょうか。
お手入れは年に4回でしたから、止むを得ないことでしたが。
結構見栄えもしてきれいな草花でも、容赦なく取り払い、新しいものに替えておられました。
それを見てとても残念に思ったものです。
ひとり立ちできると、そういったことは避けられ、とことん可愛がりますから植え替えの頻度もずっと少なくなり、とても経済的。
今年になりお花代は、まだ数千円。(笑)
そう思うとやはり賢い決断だったかもしれません。
今後、私が目指すガーデニングは、最小の労力、最小の支出、そして最大の見栄えです。(笑)
こんなこと無理に決まっていますね~
とは言っても、私がガーデニングを楽しめるのは如何に頑張っても80歳まででしょう。
腰を痛めてまで精を出すのは本末転倒でしょうから、体力が衰えるまでに手間のかからない美しい庭を完成してしまいたいとの思いが強いのですが。
もともとカラフルなお花畑は私の好みではありませんので、しっとりした落ち着いた庭を目指すつもりです。
理想は年中常緑のカラーリーフを多くし、その色や形のバリエーションを楽しみたいものです。
お花は、宿根草を主にしたいですね~
清楚な花が好みでホワイトガーデンに憧れるほどですが、白い被写体をデジカメで写すのは苦手な私。
ブログへのアップを意識するのであれば、ホワイトガーデンは避けた方がいいのかもしれません。
モッコウバラの蕾
あまり難しく考え過ぎないで、ひとり立ちしたガーデニングを気楽に楽しみ、老後の潤いと生きがいにしたいものです。
草花を我が子のように愛しむことのできる、心優しい働き者のガーデナーで何時までもいられますように。
夢のイングリッシュガーデン目指して・・・・・・
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