か ら け ん


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舐めやがってセンター試験 受験生は丸暗記ゴッコをのぞんでいない

2012年02月01日 | 受験・学校

けっして簡単だという気はない。択一式の問題だからよく読まないと間違える。似たような表現の答案例が並んでいるからその中の一つを選ぶとなると集中して考えないといけない。

そこらのアホ大学に行こうとする受験生にとってはこのセンター試験で合否が決まる。

何によって合否が分かれるかというと、単に記憶の量だ。数学は考えなくちゃ、というアホがいる。一度でも問題を解いたか。数学こそ最大の暗記科目だ。センター試験ではユニークな発想や新たな解きかたを模索してはならない。きまった通りに解く。ただ計算の速さと正確さのみが問題だ。ホントは数学とか言ってはならない。あれは計算だ。

世界史もバカになって出来事を暗記する。そんなことで大学生を選ぼうとしている。世界史を解いていたら痴話げんかの夫婦を思い出した。あのときああだったこうだった、だれがどうしたこうした。どうでもいいことを覚えていたほうが勝ちだ。K-POPのグループやメンバーを覚えるのと全く変わらない。

こんなことで一人当たり年間150万円もかかる国立大生をきめていいのか。これではむしろ考える学生は試験に落ちている。丸暗記をする学生とはすなはち考えない学生だ。

一流の大学らしい大学になるとこの後、前期後期の試験があり事実上センター試験ではなくこれらの試験で合否が決まる。

毎年ながら東大の問題のよさには感激する。丸暗記は必ず落ちる。努力するようなやつは東大に入らんのだ。膨大な資料とそれを使ってものごとを正面からとらえた出題がなされる。答える範囲が広すぎるので覚えたものを書いていてはスペースが足りない。頭を使ってまとめて表記する。時間内に。

一方で、用心深く言われたことのみ考えて淡々と解いていく人間を選ぼうというセンター試験の一刻も早い廃止を願うが、そんなアホ試験を相手にしない東大の前期後期試験を見るととても安心する。

3流大学は予算もスタッフも少なく、たしかに入試問題の作成は相当の負担であった。講義をしながら各学部用の本試追試を作ると一人で10種類の問題を作るはめになったりする。自分の研究なんてとてもできない。採点のしやすいユニークな問題をと思ってもいろんなしがらみからそれはできない。それでまとめて全国一斉試験しちゃえとなった次第だ。

最近はバカ私大は問題作成を予備校に頼む体たらくだ。朝鮮ではそういうことを、猫に魚屋の番をさせるという。インチキがないはずなかろうが。

入試問題作成がつらいのは自分の頭が悪いからだ。しがらみを断ち切る勇気がないからだ。そんなところにどうして学問の自由がある。研究者とは優れた頭脳を持ち、不当な圧力と戦う戦闘力が必要だ。

慶応、早稲田はそれはそれでいいと思っている。とても記憶できないような小さなことを出すがやはりそれに応えようとすると社会科学的推定力がいる。細かいことを聞いているようで実はそればかりではないところに出題者の頭の柔らかさを見た。

丸暗記ゴッコによく頑張った言いなり小僧が国立に集まる必要はない。

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Posted at 2012/01/20 13:56:50

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