か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

三井住友銀行にいって「emerging(新興国)諸国への債券投資」というお堅い話を聞いてきた

2013年01月30日 | 韓国

韓国はもはやemerging countries(新興国)ではないので除外されるが、隣国日本にとっては最近わいて出たような新参者だ。日本にとっては十分にemergingなのである。

GDPで世界13位の国が隣にあるのを無視できない。

いつもながら三井住友の経済分析力は素晴らしい。素人が家を建てると、どこをどうしろ、そこを持て、きれいに塗れとうるさい。自動車の整備工場でも同様だ。バカが一人入るとそのバカに指示する言葉で腕よりも喉が疲れる。

大和住銀投資顧問の部長も東京からおこしだ。本物は静かだ。会議だ研修会だ報告会だセミナーだとうるさくない。基本的に学問をした共通土台があるから、無理解への不安を打ち消すための傷のなめ合い的会議はない。

そういう環境で冷静に韓国を見ている。今まで50年もほったらかしにしておいていまさら島の所有の正当性を言っても遅い。李承晩があの世から笑っているぞ。なぜ自民党の無作為を責めないか。

それでも日本領を主張するなら攻めろ。こそこそブログで痙攣して日の丸振っても何にもならん。

たしかに日本には学ぶべき外交の歴史はない。伊藤と李鴻章の折衝は李鴻章の老獪さに軍配が上がる。小村寿太郎は命をかけて国益のため駆け引きを行った。百戦錬磨のロシアの外交官たちをその小さな体で圧倒する。それはまるで日本を象徴する姿だった。なのに跳ね上がり無能右翼は迷惑にも小村に敵対した。

とにかくその程度で、後は外国はおろか自国民すらミスリードする。

そしていま再びミスリードの危険性が拡大している。自民党の走狗どもは本も読まずなにも考えず旗しか振らない、脳が筋肉でできている始末に悪い輩だ。

大和住銀と意見が一致したところを書く。彼は、私見と断りつつも、こんな当たり前で初歩的で、良識ある人の共通理解となっていることをわざわざこの場で述べて申し訳ないというそぶりで手みじかにこう述べた。痛快だった。

韓国の金融状況はおおむね健全で、一年前バカがデフォルトを叫んだがあたりまえに杞憂だった。今回のスワップ解消も韓国経済にとって同様に九牛の一毛である。ここまでが共通理解。理由はそのうち書く。

ここからがアナリストの真骨頂。クルマの整備を生業とする人にあまりクルマの整備が好きな人はいない。競輪選手が休みの時は自転車なんて見るのもいやだと言っていた。

金融や貿易収支の話が出ると思いきや、人口構成の話だった。男女比が著しく不均衡である。女性が少ない。女は堕ろす。もう一つの特徴として少子高齢化が加速度的に進む。すると、複雑な数式はおいといて、10~20年後に危機を迎える。無策であれば必ずそうなる。日本のまねで矛盾を糊塗してきたがこの問題はそう簡単ではない。

韓国は方策としてDECDの一員でもあることから、リーダーシップの能力のない日本を出し抜くことが肝要である。日本は戦時中何をしたか、と言われればシューンとなってしまう。そんなやつがリーダーではアジアが狂う。

自国民を貧困の奈落につきおとし、財閥の内部留保は国民の悲鳴とともに成長しアジアの覇者になる。財閥の納税のみによって成立している韓国財政の取れる必然的政策目標だ。

韓国はアジア圏の構築を目指すべきである。隣の島国との共存を図りつつそれを行わない限りは相互に自滅する。半島の崩壊は日本の利益だという陳腐な理論で飯を食う経済学者がいる。三橋孝明の考え方は具体的、道義的に批判していきたい。いずれ書く。

Posted at 2012/11/09

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