か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

人の目をかさで突いて、2年半の国

2021年03月16日 | 事件事故
物事を抽象し敷衍し判断する力を知性という。これはおおよその人間が共有するもので、これによってコミニュケーションが可能となり社会が形成されてきた。

自分に起こったことでなくとも、わが身のことと考える=sympathyの能力は現代人には必須の能力だ。

したがって、わが身に降りかかってからしかわからない人は、知性とか教養とは無縁の人だといえる。



わかりやすくいうと、されてみないと痛みがわからない人は教養を積んでいるとは言えないということ。存在が迷惑な人たちだ。


遠くシリアやビルマの騒乱が全くの他人事としてしか響かない人は、本来近代社会を構成してはならないのだ。 

共感する、本質を求める、対策を考える、…総合してしっかりとした見識を確立する。

社会がそういう人間の集合体であることが近代の様々なルール―の土台となっている。



ところが実態は能天気な人であふれている。

「何か面白いことはないか」「いやなことは考えない」「わからないことはなかったことにする」「自分さえ楽しければそれでよい」

苦を避け楽を求めるのは地を這う虫たちの特性である。虫にとっては隣の虫が生きようが死のうがどうでもいいことである。


ハエが隣の死んだハエを見て同情するか。対策を練るか、原因を探るか、不条理を嘆くか。


感情に任せ行動しても、その行動の結果が相手を盲目にしても2年半、
たいてい2年で仮釈放、コロナから隔離してもらって、健康な食事で糖尿も治り、ほとぼりも冷め、ほとんどタダで歯科治療、・・・

日本では裁判で「反省しています」と言えば何をしてもよい。

目が見えなくなった被害者の絶望感をなんと心得ているのか。目は二つあるからよいのか。もみ合った偶発的な事故だという。そんなら無罪にするべきだろ。

被害者は片目にされた。加害者には2年半の休憩時間が与えられる。図書館も風呂もテレビもコンサートもある。

わざと刺しましたと誰が言うか。反省してませんと誰が言うか。

ぼくも嫌なやつとは、もみ合って傘で目をつくことにした。とくに品川区で。


事件概要

東京・品川区のJR目黒駅前で男性(当時53)の目を傘で突いて失明させた罪に問われた男に対し、東京地裁は懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。


 会社員の荒川拓雄被告(49)は2019年、JR目黒駅前の路上で男性の右目を傘で突き、眼球破裂などのけがをさせたとして起訴されました。


 今月16日の判決で東京地裁は「被告は酒に酔った状態で、立ち止まっていた被害者に自分からぶつかって転倒し、腹いせに被害者に暴行して転倒させようとした」と認め、「動機は短絡的」と指摘しました。


 一方で、「手に持った傘を突き出したとは認められない」「目に突き刺さったことは偶然の要素が大きい」などとして荒川被告に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。


3/16(火) 13:16
テレビ朝日系(ANN)




ね、   自分からぶつかって目を刺してもよいのです。

最新の画像もっと見る