か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

ウソはしきりと絶叫する 76

2021年02月20日 | 韓国

<前回のつづき>

 

今年五月韓国と日本が共同で開催するワールドカップは、当初これを通じて韓日関係が肯定的に改善されていく契機になるという展望があったが、韓国内の反日感情の(を利用した)商業的成功とこれによる国粋主義の狂風が日増しに拡大している限りワールドカップ行事を通じての韓日友好の新時代は期待できなくなった。反日感情をいやすための正攻法としてはやはり日本政府と学界、さらには韓国内の良心的勢力の相互連帯を通じて歴史に対する歪曲と誤解を一つ一つ解決していくという根本的な和解の方法が最善の方法であると言いたい。互いに誤解と負の感情を抱いていては二人がいかに竹馬の友を演じようとも本当の友情が生じようがない。このような根本的な改善がなされない以上、韓国社会で歪曲された歴史解釈に便乗し反日策動を事業の手段として利用しようという試みは今後も続くはずでありこのような意図が存在する限り韓日関係における誤解と「おり」はたまるばかりだ。

 

韓国社会の反日感情を改善するためには、まず日本自身が一日も早く米国および周辺国によって強要された自虐史観から抜け出す必要がある。過ぎた歴史についての反省はどの国家にとっても必要なことであろうが、日本の場合は戦争に負けたあと戦犯国という烙印を押されたためであろうか過去歴史に対する反省と自己蔑視が度を越えていると思う。

 

日本では過去の歴史に対する正当性を理解しようという動きがより強化されなければならない。このことを通じて歴史に対する主体性解放がなされなければならない。そのような社会的合意が形成されてこそこれを基盤に韓国と中国政府の歴史歪曲と無理な主張に堂々と抗議し是正を要求できるであろう。今までの日本政府の態度についていうと、政府閣僚が国会で時たま日本人の主体的な歴史認識を表明する発言が出たことがあるにはあった。これ(日本の政治家の発言)を韓国政府が抗議すると速やかに閣僚が謝罪し公職を辞するなどの受動的な姿勢で一貫してきた。日本政府自体が周辺国の歪曲された歴史認識を受け入れるような態度を示してきた。何らかのきっかけがあるたびに韓国と中国政府の反日策動は日を追って激しくなりこれを政治的、商業的に利用しようという勢力がのさばっている。

 

年初、韓国の東亜日報と日本の朝日新聞が共同で実施した世論調査によると韓国人の反日感情は昨年に比べ急速に悪化している反面、日本人の嫌韓感情は改善される傾向にあることがわかる。すなはち、日本人の中では韓国が嫌いだという返答をした人よりも韓国が好きだという返答をした人がずっと多かった。韓国人の場合日本が好きだという人よりも日本が嫌いだという人のほうが3倍も多かった。数字で見ると韓国人の中で日本が嫌いだというは過半数を超えなんと56%に達している。このことは決して軽く見過す問題ではない。

 

日本人ははるか昔から世界化(国際化)が進んでいたせいで隣国に対し(さほど)こだわっていない人が多く韓日関係に対してもさほど重要視してはいない。しかしながら韓国では日本は非常に重要な国であり日本に関する問題については敏感に反応する。韓国は昔から中国と日本という両大文化圏の間に位置し地理的に、政治外交的にキャスティングボードを行使できる立場にいた。すなはち、朝鮮が日本ブロックに属するならば中国は海洋勢力に包囲されている位置関係になり、朝鮮が中国ブロックに属するならば日本は大陸勢力によって孤立状況になりこのような面から日本に韓国を包含した朝鮮半島は極めて重要な意味を持つ地域なのである。

 

万一韓国の反日感情と日本に対する敵対的な態度が解消され日本と韓国が再統一をするとか、韓国-台湾-日本をつなぐ政治-経済-軍事ブロックが成立することができたなら日本は過去の歴史への負担感から抜け出すことができるのみならず、政治的に戦犯国という汚名を払しょくしその国力に見合う強大国の地位を確立することができるはずだ。このような意味から日本は韓国の歴史歪曲とそのことに起因する反日感情を解消するという問題により積極的に対処する必要がある。

 

<つづく> ( )内は訳者

 



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