か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

このごろやって来て農業のあり方とかしゃべるやつ

2018年06月01日 | 食・レシピ

僕はそんな奴からにおいがする。人権とか、自然エネルギーとか、有機農法とか、定年帰農とか、火も起こせんくせに反原発、・・・なんか同じ匂いがする。

百姓をバカにするにおい。2,3年百姓をして何が分かったつもりか。3年目で分かり始めるのは、自分が今後身につけなければならぬことが何であるかわかる程度だ。

そこまででおとなしくしていればこちらも教えてやってもいいのだが、上から目線であんたの農法が地球を傷つけているとか言う。

おいおい、おまいらみたいに白い顔をして、田舎に来たがるのはなぜか。3時間で太陽光にやられるぞ。

百姓が何年のスパンでやってると思うか。たしかに農協(JA)の言いなり小僧は多く自民党のポチはもっと多い。だがバカではない。今から本気でやるには下積みは10年だ。200年生きてもらおう。

きゅうりが無農薬でおいしくっても何の意味もないんだ。売れてなんぼだということを肝に銘じろ。1円の1/10の10銭の世界において効率と経費と時間のバランスを計算しみんなそれぞれの方法を編み出している。

それを後から来て、地代を払うから文句なかろうという顔をして、「ダッシュ村」の真似をしようとは百姓どころか人生をなめている。途中で放棄し草を増やし、すなはち虫を増やし、虫がいやだと都会に帰った奴がいる。

本物の百姓に逃げるところはない。

 

手植えに価値を見出す精神構造はどうなっている。江戸時代ですら牛馬を使った。もちろんおまいらには無理だが。体力がない。北朝鮮でも8条以上の機械植だ。

ままごとで、あるいは小学校の役に立たない体験学習ならお茶を濁すことに文句は言わない。

だが2,3年で自分の力量不足をやっと悟り街へ帰る者に、何十年も百姓をしてきたような、有機の専門家のような、あらゆる野菜に採算経営ができるような口はきかせない。

広い土地を借り農機を入れて始めたはいいが、いっぱしの農業者気取りで「百姓」は差別語ですよ、農業者といってくださいとか偉そうに。

どの仕事も日本の労働者、農民は自分の寿命を先取りして食うような命がけの仕事をしている。

 

悪いことをしない限りどの仕事も必死に頭と体を使ってぎりぎり生きている。面白半分に知識をひけらかして劣等感を隠したい人間にも腹が立つが、知りもせんくせ(知りもしないのに)いっぱしの百姓面するのはもっと好かん(嫌いだ)。


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