か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

庸箕(とうみ)

2016年08月03日 | 技術

 

文字通り、唐から伝わったものだ。機能は後述するとして、大事なことは機能ではなく、これは何かとじいちゃんに聞いてみてほしい。

百姓なら知らない人はいない。1000年間使われた木製の農業用具。僕のムラではこれをもっている人はあまりいなく、大勢はカネを払って借りていた。

赤いハンドルを回すと木箱の中には団扇のでかいのが入っていて風を起こす。上から籾殻とか藁クズが混ざった籾を入れると、風の勢いで不要なものは飛ばされ籾が下の出口から出てくる。

米とその他の選別機だ。いまや、どこの農家も処分に困っていて、歴史資料館まがいが出来ると、このときとばかり寄付をし、資料館は木製農機具であふれた。

僕はこの唐箕の裏側にまわり、面白いものを発見した。「サトウ式」と朝鮮語で書いてあった。島根県で出来たようでおそらく一部は米子から輸出されていたに違いない。

悪い日本、犠牲になる韓国、戦争に韓国を利用する日本、・・・と物事を単純化できたら学問はいらない。ある会合に出たらこんなババアが多く、僕は誰のためにかの地で孤軍奮闘したのだろうと思うと情けない。

半島では政府の手先だと弾劾され、こちらでは幻の悪玉日本説が横行する。

1910、併合が完成する。勝った勝ったロシアに勝った、と、チンピラ右翼の感情論も日本の邪魔だ。

たしかに総督府は上層部にいくにしたがって、日本人の意見しか通らないような仕組みになっていた。一番わかりやすい例が、朝鮮人が総督になったか、ということだ。

ただ、現象というものは、例外に例外を重ねて混沌としていく。その中で本質を探し出すのが歴史の面白みであり、ヒステリーにはヒストリーが分からない。

たとえば、例外の例外。朝鮮人でも帝国の国会議員になった人が数名いる。軍で言えば陸軍中将まで昇進した人がいる。利用するだけならこんなことはしない。

1000年前の農機具を使い、2000年前の炊事道具でめしを炊き、小作料が払えず娘は売られていく。そんな日本の実情を無視して従軍慰安婦問題を捏造してはならない。借金のカタに女衒がさらっていった娘はおよそ帝国の旗が立つところではどこにでもいた。

「からさお」これでWW2の食糧を生産した

 

国民は金属をよく知らなかった。自転車も無い冷蔵庫も無い。風呂釜が金属か、めし釜が金属か。ちがう。それはiron。日本人 は、ironとsteelの区別すら出来ない原始人だった。

ラジオも自転車も金持ちの家だけに一台。そんな国が、高校生がクルマでポニーテールを乗せて学校に行く国と戦争をした。

 

 

 

 

 


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