か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

「給付型」奨学金?  貧乏人まで大学に行くとか?

2017年03月31日 | 受験・学校

<引用> 

○家計基準
・家計支持者(父母、父母がいない場合は代わって家計を支えている人)が住民税(所得割)非課税であること
・児童養護施設退所者等社会的養護が必要な人は18歳時点で施設等に入所等していた(いる)こと。

○学力・資質基準
具体的な基準は、機構から提示するガイドラインを踏まえて各高等学校等が定めます。

                                      by  独立行政法人日本学生支援機構


まず家計基準について。

税金を払ってないものについてはひどく貧乏しているので進学が困難であろう。だから天下り隠れ蓑機構が罪滅ぼしに雀の涙をやろうという、まことしやかなごまかしのはした金バラマキ法を作り、それがきょう国会を通過した。

この手のものは人の表面的な同情心に訴えるものだから一度できるとなかなか消えない。そればかりか、文科省、厚労省、その他の外郭が競って作りだすから、制度の乱立を招き、まとめる役所がなく、混乱して、わずかの金を貧乏学生がもらいまわる事態になる。

それでも、優れた学生がカネがないから学業を断念する事態を減らせるのなら多少の存在意義はある。それは低脳が勝手にそうであろうとか、そうに違いないとか根拠なく、実態を知らず、状況を正視せず偽善的な同情心でもってよい子ぶって思っているだけだ。

貧困が単に神の気まぐれでアトランダムに起こるものなら、カネのバラマキで救いようもある。否。貧困には理由がある、それも動かしがたい理由で貧困は起こっている。しかもそれは再生産されている。ばか、ひんこん、ばか、ひんこん・・・

問題はカネがないことではない。優れた家庭教師をつけるから安い金で東大に行き良い地位につく。そしてよい収入は、都市部での生活を可能にし教育環境を整わせる。

富裕の好循環が出来上がっている。いいか。東大生がカネがなくて学業をあきらめたか。

問題はカネではないのだ。

地方のもともと学習意欲も能力もなかった学生が、貧困を理由に退学している。あるいはポン大学への進学をあきらめている。それは表向きだ。

ポン大学を出ても一生三流の人生が待っている。だが、大学側はやめられては困る。そんな大学はもともと学問をするところではなく金儲けのために存在している。

だから大学に代わって官僚の天下りが文部予算をもぎ取ってばらまいたのだ。もともと文部官僚とは最も頭が悪い。天下り先の少ない文科省に行くしかなかった落ちこぼれ官僚達は良心がマヒするのが早い。

じゃあどうすれば?だって。それは文科省が考えろ。独立何とかに下請けさせず官僚が考えろ。官僚は勝手に好きな仕事をしている。本気で奨学金、ひいては学問の貧困について考えろ。

もう一杯になったので、学力資質基準については明日。

 

 

 


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