か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

昨今の日常

2022年12月13日 | 日常
昭和のモノを集めている。なんだろうね。この気持ち。よくよく思い出すと、さほど楽しくもなかった気がしてくる。

だけど昭和のデッドストックを見つけると、モノの向こうに小学生のぼくがいる。汚いズックをはいて、「ふせ」があたったズボンをはいて、転んでケガをして、・・・。

アルマイトの弁当箱。

矢車弁当箱とある。図柄は矢車草。心がこもっていると思うのは僕の錯覚か。

昭和。路地には、よその子でも悪いことをすると叱ってくれるおじさんがいた。僕はそれを経験し判断力をつけた。僕は成績抜群の「できる子」だったが、学校の道徳の時間で学んだことはない。

男子用。一回り大きい。

昭和のぼくらはこのヨットを見て夢を広げた。海の男になった自分を考えた。ヤングスクール弁当箱。貧しい時代。バナナが入っているのは遠足のときだけ。バランとか金魚(小さな醤油さし)。そんなものまで貴重で当然使いまわし。


家に帰ると強いおやじがいた。その背中を見て僕もこんな大人になろうと思った。

地域にはゴロツキもいるしヤクザもいた。子供どころか大の大人がけんかしていた。少年は大人の暴力を見ておののいた。

だが今と違う点。一つ上げる。地域に自律性があった。わが子中心利己主義ではなく、社会正義を教えるおやじはそこらに大勢いた。もちろんチンピラも多くいたが子供はそれを見て、肌でどんな大人になればよいかを学んだ。



一方、現在の我が家。今家族のだれも僕の言うことを聞かない。

僕は庭の掃除は必要ないというのだ。だってこれ。
散った花びらがあるから風情が出るというもんだ。


分からないやつばかりなので、一計を案じる。

それは落とし穴。深く掘った。僕は庭から悲鳴がするのを待った。

計画は失敗し悲惨な報復が来た。



猫にも笑われた。




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