か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

絵馬

2016年02月20日 | 学問

ほんの3,40年前までよくみかけたことだ。都会で塾だ補習だ課外だと無理やり詰め込んで合格してくるガリ勉君は入学後は伸びなかった。確実に田舎ののんびり組が3年生になると差をつけて先頭を走っていた。

地方が創生するそうだからこう言う天才も増えるだろう。ばか。

人参をぶら下げて無理に走らせても、エサのために走る馬は息切れする。ダービーのどこに人参を下げた馬がいるか。

今、僕は、よく秋月に名水を汲みに行く。数十年前仕事でこの道を毎日通った。学校に勤めていたのだ。数学を解きあって、かならずのように参りましたと思う生徒がいた。こういう生徒は人間も出来ている。優れものの生徒も僕も、馬鹿のくせにかっこつける、細かいことが頭がいいと信じ込む、ポンスケ共を見てこっそり笑った。

数学の一行が延々と続く畑より広かった。

僕も解けないことが多い。僕は数学の先生ではなく趣味なだけだ。しかし二人で解いているといつしか外は暗くなり、送っていくことが多かった。翌日には解いてくるからとても悔しい。

たとえ僕が解けなかった問題でも僕が述べた大きな方向性が役立つと、彼はきちんと僕を尊敬した。解く苦しさや解けた喜びは、詰め込まれていないから心からのものだ。

頭のいいフリをしているかっこつけの先生は瞬時に見抜かれ相手にされない。哀しいことだがバカ低能教師は、そうでもしないと自分の居場所がないのだろう。

学問は、いい訳ばかりする目立ちたがりには向いていない。

江戸時代であっても、解ける喜びを共有したいというひそかな学究心は、目立ちはしないが確実に人々の中に潜在していた。

心得のあるやつはこれでもかという問題を絵馬にして出題した。

3月下旬までおかずはただだ。カラシナ 

明日「絵馬2」を書きますので数学との相性の悪い人は以下は飛ばしてください。ただし、問題に挑戦する人は、解けるまで明日の解答を見ないこと。

 

① 直角三角形abcに内接する半径rの円がある。rをabcを使ってあらわせ。(ヒント、ヘロン)

② 直線上に二つの円がある。この二つの円も相互に接している。二つの円が直線に接する接点の距離を求めよ。

絶対不可能と思われた問題も、どこかの誰かが翌年には必ず解いた。そうして年々この絵馬競争のレベルは向上した。明治以降の近代化の見えない力になったといわれている。

①は高校の理系じゃないと無理です。②は三平方の定理を知っていれば小学生でもOK。

 

会社にはゴミがいる。現場に来ないでただガンバレ、ガンバレと意味も分からず檄を飛ばす低能。僕はそんな奴に言いたい。僕と問題、解こうじゃないの。解法を見てから偉そうにバカが解説する。自分のバカを棚に上げちゃあいかんぞ。

ゴミのない会社は清潔だ。日本のためにも大掃除が必要だな。

 

 

 

 

 

 


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