か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

疑惑の香り

2015年06月14日 | 旅行

平成8年に僕は招かれて「香りの博物館」に行った。知事平松が公費44億を投じて誰が見てもわかる無駄な施設を山中に造った。

もちろんとたんに来館者は途絶え、県は毎年1億円を持ち出した。

バカは限度を知らない。「施設の中身は別府大学に移されたので安心しました」、という能天気がいた。ポイントをつかめないでいるのは、きっとその本人のDNAに異常があるのだ。ポイントは、巨額の県予算を私物化した横領事件だということにある。

その「香りの」施設も建設費が40億とはかかりすぎだ。ともかく匂いを嗅ぎに山奥の頂上までだれが行くと考えたのか。現在どうなっているのかと思い、数日前、僕は行こうとしたが道が消えていた。

話はこうだ。

大分香りの森博物館は、44億円をかけ平成8年に開館したが、その後入場者激減により運営が困難となり、平成16年9月閉館。17年平松学園に2億2千万で売却。(Public Culitual Institution in Oitaより一部抜粋)

このとき知事の平松と平松学園に何らかの関連性を感じなかったらアホだ。きわめて近い一族だ。収益を上げていない施設だから40億で売れなかったのを責めているのではない。しかし、不動産鑑定士が8億相当と結論を出しながら、なぜただ同然で売ってしまったか。

一族経営のひとつ、東明高校にも行った。私学最高の進学校ですと自慢げだったが中身はそうでもない。

県立を落ちればいやでも私立に来る。田舎では公立が私立よりよい学校なのだ。ここで見込みのある者には勉強に燃えさせ高校入試の仕返しをせよとせきたてる。アホはスポーツだ。

文武両道ならぬ文武分業。その他多くの専門学校。

人の弱みに付け込み山に捨てた公金を買い叩く、そのしたたかさ。行き先のない子供をべらぼうな学費で釣る。あくどい。

平松知事は平松学園の施設買収の動きを知らなかったといった。

そう思うと「一村一品運動」も怪しさが増してきた。その代表選手、大山町。

(この右手にその町はある)

平松が知事になった頃その村は水不足に悩んでいた。村民にとっての焦眉の課題は、一村一品ではなく、また梅干でもなく、ましてやハワイに行くことではなく、水、目の前に水がほしかったことである。

平松が知事になる頃、村民は過大な個人負担をして水道を開通させた。つぎからつぎにアドバルーンを打ち上げるのは官僚のくせである。そのたびに大型工事に業者は喜んだが、住民は水道のない原始人の生活をしていた。

年号を見てほしい。平松知事就任とほぼ同時だ。100軒、200軒のための目立たぬ水道工事に彼が尽力した形跡はない。誤った梅干の品種を特産だと強弁し住民は塗炭の苦しみを味わった。

(平松は昭和53年に知事になる、平成14年8月まで)

県の指導で一村一品運動が成功した例はない。村民の自助努力を、自分の功績であるかのように自画自賛してはならぬ。

 

 

 

 


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