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残薬問題

2015年05月26日 | 時事
薬、もらいすぎ注意 あちこち受診、計36種処方の例も
確かにそんな病院に行くわけでもない自分ですら薬残っているからなあ・・・

胃腸風邪とか普通の風邪薬は、3日分とか出されても大抵は1日分くらい飲めば良くなってしまうので、次にかかった時のために一応取ってあります。最近は薬の説明書をつけてくれますし、最悪ネットで名前を調べれば効果は分かりますからね。ただ、何年も経つと内部で変形してしまうものもあり、明らかに怪しいのは捨てますが、1年前の花粉症の薬とかは多少カプセルが凹んでいても気にせず飲んでいます。当然薬にも賞味期限?があるので、余りよろしくないわけですけど、何かもったいない気がするのですよね・・・CMでも言われる通り、ちゃんと用法、用量を守って正しく飲むべきでしょう。

高齢者は特に持病が増えて常備薬と言うものもできてしまいますし、さらに病院をかけもちし、それぞれで薬をドバッともらってくるので、1日に飲む量が半端じゃなくなるケースが多いようです。そもそも積極的に飲みたいものでもないですし、飲み忘れたからと言っても2倍飲むわけにもいかず、そういて残薬がたまっていくと次第に管理しきれなくなるのだとか。中にはそれぞれで処方された薬がかち合ったり、ケンカしたりすることもあるので、一応そう言う事のないように「お薬手帳」で管理をするそうですけど、病院側にしたら薬は出せば出すほど儲かるので、間違えて飲もうが残薬になろうが余り深刻に考えず処方してしまうのですな。

昔は病院にかかるとその場で薬がもらえたものですが、最近はわざわざ外の薬局へ行って処方してもらうようになっています。これは、病院内で独占状態だったものを開放したわけで、医薬分業と言って一応自由競争の原理に則った変更なわけですが、それによって調剤薬局が爆発的に増えた原因でもあるわけです。それこそ昔は薬局が乱立すると競争が激化して品質が低下してしまう恐れがあるため「半径100m以内に薬局を建ててはいけない」という法律まであったわけですが、憲法の職業選択の自由に反するという判決が出て、撤廃されてしまいました。今ではどんな小さな病院でも、周りを見渡せば数件の薬局がひしめいている光景をよく見かけます。お互いがライバルなので、当然患者の情報(お薬手帳)を共有して管理するなんてことはありません。どこでどれだけどんな薬をもらっているか分からないのに処方されてしまうわけですね。独占状態だった昔から「医者が儲けるために必要のない薬を出している」と言われたものですけど、今は薬局までもが絡んで手数料を取る状態ですから、処方が減るどころか、かえって薬代は昔より高くなってしまったようです。

問題は、患者自身が「医者が出したものだから」と信じて全部のみ、逆に健康被害を引き起こしていると言う点にあります。「お薬手帳」の発行自体も有料らしいですから、重複や飲み合わせの可能性を考えず、発行していない人も少なくないでしょう。「かかりつけ薬局」を作れば薬の管理はできそうですが、処方するのは医者なのは変わりませんから、薬の量自体は減らない可能性もあります。薬を飲むことでかえって体を悪くし、さらに医療費を圧迫すると言う悪循環は、何とかしなければいけません。そもそも「毒と薬は使いよう」なので、1日に何十錠も飲んでいる人が健康になれるはずがないわけです。例えば高血圧の薬などは、一度飲み出すと飲み続けないといけないものらしいですし、「定額料金」を払うに等しいものです。よく高血圧は万病の元といわれますけど、高血圧な人が多い日本人が何故か世界最長寿国である説明がつきません。

「本当に薬が必要なのかどうか」から疑ってみる必要がありそうですな。
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