《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

平城京よもやま話「貨幣と物価の話」

2010年04月01日 | Weblog
貨幣の発行は大事業のおりに発行している。平城宮の造営のための人件費をまかなうのに発行した本格的なお金は和同開珎。和同開珎は中国、渤海方面からも見つかっている。711年には公定価格が決まり、銭一文で、籾で六升、白米にすると三升位。成人男性の一日分の労賃は700円位で現在の時給より少ない。にせ金が出回り物価が上昇し、729年ごろには米一斗が20文だったが大仏が出来る頃には米一斗買うのに50文、天平宝字7年には物価高が最高になり一斗が100文にまでなる。
(今日の歴史=1893年上越線の碓氷峠のアプト式鉄道が開通)