若宮外院末社の三十八所神社は明治以後、天神七代、地神五代、
神武天皇以下十四帝を祀るとされるが、本地仏が大日如来と金剛界三十七尊とされ、金
剛蔵王を中心とした吉野三十八所神であった可能性もある。
左脇に山田道安(戦国・織豊時代の画家・大和山田城主)の石燈籠(永禄5年)がある。
三好三人衆との合戦で鎌倉時代に再興された大仏殿は炎上、
翌年から大仏の頭部の応急修理を行ったのが「山田道安」だったが、
大仏殿の再興には及ばず、大仏殿は元禄・宝永の再興まで140年弱の間、露座のままだった。
鎌倉の大仏は1495年ごろから今に至る500年余り露座の大仏だ。
今日の暦:昭和45(1970)年、日本赤軍派が日航よど号を乗っ取る。