《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

宿場町「熊川宿1」

2007年09月21日 | Weblog
福井県小浜から京都にいたる鯖街道。京都の錦小路市場へ一塩した鯖の輸送路として知られている。運ばれたのは鯖以外にカレイ、小鯛、トビウオ、鯵など、また北前船が運んできた米や昆布なども運ばれた。なのに誰が名付けたか「鯖街道」。幾つかのルートはあるらしいが、熊川宿を訪れてみた。

旧街道「暗峠6」

2007年09月13日 | Weblog
万葉の頃から近世にかけての大和から河内への往還路は、大和北部では生駒越えと竜田山越えの二つであった。生駒越えは奈良三条大路を真っ直ぐ西に直進する近道であった。恋妻に会うために生駒を超えをして行く男の目には黄葉散りゆく山の寂しさや岩根の寂しさが、却って情調深く懐かしく映し出されたのかも知れない。恋しい女に会うために難波へ通った在原業平のおもかげも、彷彿として浮かんでくる。(グラフティー奈良より抜粋)