《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

遺物品の用途「ココヤシの実・貴方の考えは…」

2020年08月31日 | Weblog

平城京の井戸枠内から出土した9世紀前半のヤシの実の内部、
12.3㎝×9.8㎝の内果皮(ないかひ)。
大きく口を開けた上に小さな目のように、
加工装飾が施してある。
漂着物なのか、南方との交易によって、
はるばる、奈良にもたされたのか?用途は…

今日の暦:昭和24(1949)年、キティー台風が関東を襲う。


遺物品の用途「貴方の考えは…」

2020年08月29日 | Weblog

令和2年・秋季特別展「ナニこれ!?」が9月1日から、
奈良市埋蔵文化財調査センター展示室で始まる。
発掘調査で見つかる遺物の中には、破片も多くあり、
その形状や材質を見ただけでは、
専門家も用途に今一つ首をかしげる遺物類があり、
それらを紹介している。「貴方の考え」も募集しています。


富雄川流域探索「最古の国書、真意はさておき…」

2020年08月01日 | Weblog

天照大神、天忍穂耳、神武天皇、饒速日と、古事記に。
古事記は天武天皇の発案により
国家運営の根本にかかわる事業として、
後世に伝えるための史書として作成された。
稗田阿礼が諳んじた天皇家の物語を、
30数年かかって太安万侶が文書にした事から始まり、
序文に続き上巻は神造り「天地の始まり」、
中巻は初代神武天皇、15代・応神天皇、
そして下巻は16代・仁徳天皇から
25代・武烈天皇までで終わっている。
古事記の内容については色々な意見があるようだが、
≪河童≫としては、この場所がどの様に比定されたのかとか、
なにわともあれ掘り下げる知識はない。
ただ日本最古の「国書」に出てくる「場所」が
富雄川流域にあることを楽しみたい。
画像は国学院古事記学センターより

今日の暦:天正18(1590)年、徳川家康が江戸城に入城する。