メキシコの隅っこ

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田舎劇場でマヤ音楽

2008-11-01 15:25:04 | 催し物
先日、向かいのおばさんとおしゃべりしてたら、
なにやら、セルバンテス・フェスティバル?とやらで、
この田舎町の劇場に、インターナショナルな催し物が続いているそうです。

ドイツの楽団や、モロッコの音楽、インドのダンス(ナニ!?)、
キューバの音楽、などなど。
へー。

金曜の晩は、マヤの伝統ダンスなんだよ~、一緒に行かない?
と誘われましたが、金曜の夜はサッカーあります。
まあそうね、考えとくわ~~、(断わる口実を)。

ところがだ。
金曜は魔の「ハローウィン」なのであった……。
あああああ、また忘れてたよ、お菓子買うの!!

すでにここでも過去に書いてますが、
メキシコだろ、死者の日だろ、ハローウィンじゃねぇだろッッ!!
という、苦い苦い思いがありまして、
子供たちには楽しいイベントなんだろうと思いつつ、
お菓子がない罪悪感が拍車をかける、
Queremos Halloween! Queremos Halloween! という子供たちの声への苛立ち。

サッカーを見るには居間に座らねばならず、
居間に座っていると道路から丸見えで隠れるところなし。
カーテン閉めればいいんですが、テレビの音声は漏れるし、
これはどう考えても、落ち着いてサッカーなどみられません。

というわけで、諦めて劇場に行ってきました。
とはいえ、ちょっと別の用事があったので、向かいのご夫婦とは別に、
少し遅れて。
入場無料なので、出入りも自由です。

で、入っていったら……。
耳をつんざく音量で、こんな舞台でした。



うーん……?

サンボルンスのウェイトレスさん、じゃなくて、民族衣装は着てますが、
ドラムにエレキギターにバイオリンとボーカル、パーカッション?
これが……マヤ音楽?
ダンスは、どこ???

聞こえてくる音楽は、まあ「メキシコ音楽」ではあるようですが、
歌詞はすべてスペイン語。
そのほうが意味わかるからいいですけどさ、
マヤ音楽は、いつ始まるの……?



唯一、手ぶれしないで撮れた写真。
私は一番後ろの列に座って、まあズームで撮れるだけ撮ってみたんですが。
バイオリニストさん、どう見ても、総白髪。

あとで聞いた話によると、このおかた、94歳だそうです。
バイオリン弾くわ、サックス吹くわ、パーカッション各種にバンジョーまで弾いてました。
すげ。

そう、バンジョーまで出てきちゃったんですよ。
ボーカルのお姉さんが舞台をリードしてるんですが、
「さて、それでは、伝統楽器、バンジョーです!!」というアナウンスとともに、
始まる、カントリーみゅ~~~じっく~~~。

ねーーー、マヤ音楽は、どこ??? ダンスは、どこ???
てか、何でも「伝統」ってつければいいってもんじゃないぞ!?

 タンバリンとバンジョー、両脇のパーカスも

なぜに女性ばかりなんだか、最初を逃した私にはさっぱりわかりませんでしたが、
それでも音楽そのものはそれなりのレベルで楽しめました。
マヤじゃなかったけどな。

そこらのおばさんたちのように見えて、やはりプロではあるようです。
終わりに、CD販売もやっておりました。
インターナショナルな活動を続けている本格的マヤ音楽グループなんだとか、
終わってから合流した向かいのご夫婦の解説。

音楽自体はそこそこ楽しめたけどさ(遅れていったので30分だったし)、
本気でマヤ音楽とダンスを求めていったとしたら、怒るかもしれません。
ま、無料だしな。
ハローウィンの悪夢から逃れるにもいい口実でしたし。

帰ってくるころには、子供たちも回り終わって……
明日のためにお菓子、買ってこなくては~~~。

悪夢は続くのでありました orz