メキシコの隅っこ

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ワンコたちのいろんな人(?)生

2006-07-30 06:43:58 | 動物
こないだメキシコ人のおばさんに連れられて、
別の人のお宅にお邪魔しました。
え~と、なに人だったけなあ、集まった中にはアメリカ人が数人、
でもそのお宅のおばさんはどこかヨーロッパの人だったと思います。

みんなメキシコに住んでんのに、スペイン語しゃべれね~!
英語で用事が済んでしまう生活をなさっているようです。
まあそれはいいんですが、そのおうちに、
綺麗なハスキー犬がいました。



こんな子です。
かわい~~~~。

玄関先でおばさんが一生懸命押さえて、片言のスペイン語で
「カマナイヨ」と言ってくれるんですが、
言われなくても、顔見ればわかります、ハイ。

ハスキーってもっと大きいんだと思ってたんですが、
この子は小柄でした。
うちのワンコより半回り小さいくらい。

椅子に座ると、私の膝に肩を押しつけてきて
甘える甘える。
いいのか、初対面の人間にそんなに心を許して?



いいんです、って言ってます(?)。
うーん、うちのワンコは家族以外に心を許さないはずの秋田犬にしては、
「家族」の範疇がけっこう広いらしくて、
いつも掃除に来てくれるおばさんはいいとして、
一緒に旅行に行ったことのある向かいのご夫婦とか、
ときどき遊びに来る犬好きのおじさんとか、
その辺まで「家族」扱いしてるっぽい。
と思ってたんですが、この子を見てると
うちのはまだまだよその人に警戒心あるなあ、と。



まあ、かわいがられて幸せそうなワンコと遊ぶ至福のひと時でしたが、
それで思い出したのが、前に道で見かけたワンコ。
この子です。



大きな駐車場から通りへと、闊歩しておったんですが、
このお乳がね……
もう見事にブルンブルンと左右に揺れて、
脇腹を叩く勢い。

野良犬が多いのは、ある意味困ったことなのかもしれないですが、
彼らは彼らで適当に暮らしているようなんですね。
もちろん、ひどい皮膚病で見るも哀れな野良とかいますけどね。
でもまあ大半は、痩せてはいても、割と悠々としてます。
あちこちで残飯もらったりして、たまにはすごくいいものも食べて、
しあわせ~~な気分で昼寝もして。

人間社会の空間に重なって、犬社会の空間もしっかりあるのだなあ、と
犬たちの群を見たりすると、思います。

そういう野良ちゃんたちは、自然の呼び声に逆らうことなく、
季節が来ればつがって子供を産みますから、
熟年母ちゃんになると、このワンコのように、
張ってもいないお乳が垂れ下がって、
ああ、垂ら乳根の母って言葉がありましたね~。



こちらは、このタラチネの母ちゃんに付き添っていた群の、
ちょっと遅れてゴミ漁りを頑張ってる仲間。

さて、うちのワンコのように日がな一日ぐうたら寝て、
わずかな食事と散歩の時間だけを楽しみに(?)生きてるのと、
空腹を友にしつつも自由に外を歩き回って自分自身の知恵で生き抜くのと、
犬としてはどちらが幸せなんでしょうかねえ。

まあ、訊いてみたところで、たぶん、
いつものボケた笑顔で
「どっちでもいい~~」とか
言いそうな気はしますが。





も一個ついでに、これはワンコじゃなくて。
馬とポニーですね。
特にポニーのほう、かわいい~。
この白いたてがみのポニーって、子供のころ好きだった
なにかの本に出てきていたような気がします。
何だっけなあ?
『みどりのゆび』だったかな?