花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

2016年プラド美術館「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展(Georges de La Tour. 1593 - 1652)」作品リスト。

2021-01-29 17:31:02 | 展覧会

先にも書いたが、今年(2021年)11月から開催予定の大阪市立美術館「メトロポリタン美術館展(仮称)」にジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》が来る。

https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/04aebd7c5a605c89f14b46cfb2914c73

この新型コロナ感染拡大の状況で、果たして大阪まで観に行けるかはわからないが、他作品も楽しみだけど《女占い師》だけは観たいなぁ!というのが正直な心境だ。もちろんMETでも観てはいるが、最近では2016年のプラド美術館での「Georges de La Tour. 1593 - 1652」展が記憶に新しい。

※ご参考:Youtube画像

https://www.youtube.com/watch?v=1m8yGyh6ioI&feature=emb_logo

※ご参考:プラド美術館サイト

https://www.museodelprado.es/en/whats-on/exhibition/georges-de-la-tour-1593---1652/c5c86bb6-04fa-4bd5-9847-912ba0081d8b

2016年6月初旬、「ボス展」と「ラ・トゥール展」が奇跡的に重なり、その内容の凄さにすっかり興奮してしまったものだから、観た感想もロクに書けなかったのが思い出される

と言うことで、2016年、プラド美術館「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展(Georges de La Tour. 1593 - 1652)」の感想を遅ればせながらサクッと書きたいのだが、取りあえずどれだけ凄い内容だったか分かるように図録のカタログリストから紹介する。(意訳・誤訳があってもお許しあれ

プラド美術館「Georges de La Tour. 1593 - 1652」展 作品リスト

01)《聖小ヤコブ》トゥールーズ=ロートレック美術館

02)《聖フィリポ》クレイザー美術館

03)《聖アンデレ》個人蔵

04)《聖大ヤコブ》マーク・フィッシュ

05)《辻音楽家の喧嘩》J.P ゲッティ美術館

06)《手紙を読む聖ヒエロニムス》英国ロイヤルコレクション

07)《手紙を読む聖ヒエロニムス》プラド美術館

08)《豆を食べる人々》ベルリン国立絵画館

09)《犬を連れたハーディガーディ弾き》モン・ド・ピエ・ヴィル・ド・ベルグ美術館

10)《金の支払い》リヴィウ美術館

11)《老女》サンフランシスコ美術館

12)《老人》サンフランシスコ美術館

13)《悔悛の聖ヒエロニムス》グルノーブル美術館

14)《悔悛の聖ヒエロニムス》ストックホルム国立美術館

15)《ハーディガーディ弾き》ナント美術館

16)《クラブのAを持ついかさま師》キンベル美術館

17)《ダイヤのAを持ついかさま師》ルーヴル美術館

18)《女占い師》メトロポリタン美術館

19)《ヨブとその妻》エピナル古代現代美術館

20)《蚤を取る女》ロレーヌ博物館

21)《蝋燭炎のマグダラのマリア》ロサンゼルス・カウンティ美術館

22)《悔悛のマグダラのマリア》ワシントン・ナショナル・ギャラリー

23)《大工の聖ヨセフ》ルーヴル美術館

24)《盲目のハーディガーディ弾き》プラド美術館

25)《炭棒を吹く少年》ディジョン美術館

26)《聖ヨセフの夢》ナント美術館

27)《悔悛する聖ペテロ》クリーヴランド美術館

28)《羊飼いの礼拝》ルーヴル美術館

29)《聖誕》レンヌ美術館

30)《火桶を吹く少女》個人蔵

31)《荒野の洗礼者聖ヨハネ》ジョルジュ・ド・ラ・トゥール美術館

以上

良~く集めたものだと感心するほど、ぜーんぶ真作!という目くるめくような豪華さで、中でもキンベル《クラブのAを持ついかさま師》、ルーヴル《ダイヤのAを持ついかさま師》、そしてMET《女占い師》が並ぶ様に狂喜乱舞してしまった私(笑)。たとえ、ピエール・ロザンベール(Pierre Rosenberg)氏が「The Burlington Magazine」で皮肉なレヴューを書いても、これらの作品を見比べられる機会なんて一般人には滅多に無いのだから、舐めるように(2回も!)見入ってしまいましたとも。まことに眼福の展覧会でございました!!



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2 コメント

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イレーヌ (山科)
2021-01-31 07:59:21
このときは、むしろ、あれ、無いな、と思ったのが、「聖セバスチャンを悼む聖女イレーヌたち」でした。
ベルリンとパリに一点づつあるので、ベルリンのほうでもレンタルできなかったかな、と思ったものでした。

このときの図録のうち英文のほうは、品切になっていて、現在 300英ポンドという法外な値段がついてます。スペイン語版のほうは今でも売っているのか、20英ポンド以下ですね。プラドの英文版図録はどうもこういうケースが多いようですね。パテニール展もそうだったらしいし、クララ・ペーテルス展もそうでした。
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山科さん (花耀亭)
2021-01-31 22:27:37
確かに《聖セバスチャンを悼む聖女イレーヌたち》は出展されていませんでしたが、ルーヴル作品もベルリン作品も「After Giorges de La Tour」なのですよね。
プラドの展覧会は、全てラ・トゥール真作とされている作品(研究者によって異論はあるかもしれませんが)を集めて展示したからこその凄みだったと思っています。

>英文のほうは、品切になっていて、現在 300英ポンド
なんと!(・・;)。英文図録の方が部数が少なかったからでしょうか?? プラドで英文の方を買っておいて正解でした(^^)v
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