花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

北イタリア旅行記(1)

2005-11-09 03:35:42 | 海外旅行
今回の旅行は、ミラノのパラッツォ・レアーレで開催されている「CARAVAGGIOとヨーロッパ展」を観ること、及び、去年の夏METで観たロンバルディアを中心にした「Realtyの画家たち展」とロベルト・ロンギの論考、そして、この秋に翻訳出版されたパノフスキー「テツィアーノの諸問題」に触発されたものと言える。なぁんて、カッコつけたいが、本当はもう好奇心だけで行ってしまったのだ(^^;;;

旅行の行程は
ミラノ経由ヴェネツィア → ブレーシャ → ベルガモ → ミラノ(おまけカラヴァッジォ)

1日目 <成田→ミラノ→ヴェネツィア>
やれやれ、既にミラノから大波乱の展開となった今回の旅だった。まず、ミラノのマルペンサ空港でヴェネツィア行きの国内便ゲートに移動しようとしていたら、なんと知人のSさんに出くわしてしまった。フィレンツェで仕事(?)出張があるという話は聞いていたのだが、まさかミラノでバッタリとは!うう...なんだか悪縁かも(爆笑)。お互い時間もあったので、空港内カフェでお茶しながら近況報告会。

Sさんの搭乗時間もあり、カフェで別れ、私も国内線に向かった。途中でモニターのスケジュールを見るとヴェネツィア便の出発時間が遅れているようだった。とにかく搭乗ゲートに向かう。座って待っていたが、モニターはどんどん時間の遅れを告げ、最後には表示も無くなった!時間も午後11時を過ぎようとしていた(~_~;)

そんな中で心強かったのは、ヴェネツィア便の搭乗待ちをしていた中に日本人ツァーグループがいて、その企画人兼添乗員さんが他の日本人客(私も含む)にも状況説明してくれたことだった。図々しい私などヴェネツィアのホテルにチェックインが遅れる旨の電話をかけてまで貰う始末(大感謝!)

なんやかんやで、どうにか便も出発し、ヴェネツィア空港に到着したのは真夜中12時過ぎ。バスも既に終了していた。メストレ宿泊予定ツァーグループの送迎車を見送り、本島宿泊予定の私は同方向の二人組みの若い女性たちと一緒にタクシーでローマ広場に向かった。そこからヴァポレットで近場の船着場(駅)に向かうことにしたのだ。が、ここからがまた大変!ヴァポレットは既に夜間快速最終便で、私のホテルのある船着場(駅)は飛ばされるのだ。タクシー(ボート)も見つからない。ホテルに一番近い船着場を教えてもらい、そこから荷物を持っての移動となった。

暗い夜道を場所も定かでないホテルを探しながら歩くなんて想像もしていなかった。AZのおかげで…とブツブツ言いながらホテルに辿り着いたのは午前1時を過ぎていた。ああ、なんて旅の始まりなんだろう。はーっ(ーー;)