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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月28日 当たるんだけど…(午前の部)

2017年01月28日 | 日記


今日も、水平線に上がる朝日は気持ち良い。

右田さんと、少し風を気にしながらポイントへはいる。

ベイトに、昨日までと違う、反応が出ている。

海底付近ではなく、中層に可成り濃いベイトが映っている。

「右田さん、このベイトは鰺か鯖ですかね」

「中層に可成りの幅で映っていますよ」

右田さんが、ジグに枝針を付けて落としていくが、アタリが出ない。

「なんだろう…」

正体を知りたいと思っているところに、右田さんにアタリ。

上がってきたのは、今月初めに水島付近で私もつった「ホシフグ」。

青い魚鯛に白い棘みたいなのが、体全体にある。

食用には適さない魚だ。

「フグの群でしょうかね」

私にもアタリが来て、30センチくらいの鰺が上がってきた。

暫くすると、又しても右田さんの仕掛けにホシフグが掛かってきた。

「フグが群れているみたいですね」

ポイントを移動するが、船を走らせている間、中層にはベイトの群れが映っている。

「このベイトの群れ、油津の沖全体にいるんですかね。可成り、広い範囲ですよ」

ポイントを移動したところで、右田さんにこれまでと違う強いアタリが連続してきた。



しかし、「あっ、外れた」

途中で、全部針はずれになってしまう。

スロージギングで丁寧に底を探り、ワンピッチで中層を探りと右田さんが“獲物”を求めて、丁寧に慎重にジグをシャクリ続けている。

その粘りは、凄い物を感じる。

しかし、次に移動したポイントでも、私も右田さんもアタリが来ても、針外れ。

「当たるんですけどね」

途中で真鯖が上がってきたが、後が続かない。

苦戦しているうちに、風が北東に変わり、ウネリが出始めた。



潮も上り潮が激流になって走り始め、2ノット以上の速さで北に流れる。

「下は下り潮が押してますね」

上潮は上り潮になっているが、中層から下は下り潮が南に押している。

潮が2枚潮になっている。

「風と上潮がけんかして、下潮が下りになっている。変則的な3枚潮みたいですね」

その性なのか、竿先が突っ込むようなアタリが来ても、針外れが起きる。

仲間からの連絡では「水温が17度に下がっています」との事だった。

水温が下がって、魚の活性に影響しているのかもしれない。

「今日は、不調の日ですね」

「潮は2枚潮になってるし、北東の風でウネリも出てきているし、天気には勝てません」

「今日は、帰りますか」

口惜しい思いをポイントに残して、帰港した。

1月27日 水温低下、厳しい状況

2017年01月28日 | 日記
朝ゆっくり準備して、南方向の魚礁等のポイントの確認に行こうと考えていた。

7時過ぎに起きて、スマホにラインが入っているのに気がついた。

開けてみると、市場に上がった寒鰤の写真。

ゆっくりと寝ている場合じゃなかった。

その写真を送って頂いた、川崎さんから「午前中、乗れますか」との連絡。

「はい、9時には港に行きます」

バタバタと、準備して船着き場に行く。

川崎さんも直ぐに到着。

「お早うございます。今朝はありがとうございました」

「大島方向に行ってみましょうか」

大島に向けて、船を走らせる。

走りながら海面を見ていたが、なんとなく緑掛かった潮に見える。

川崎さんも「潮が緑っぽいですね」と、潮の変化に気づいている。

仲間に連絡すると「上り潮が速いけど、食いが悪い」とのこと。

大島の東沖のポイントにはいるが、いつもの様にベイトが映ってこない。

2流しずつで、ポイントを移動していく。

途中に何度かアタリは出るが、針外れで食いが浅い。

ポイントを移動しながら、ベイトの魚影を探すが何かがおかしい。

やはり、潮の色が気になる。

他の仲間に連絡すると「水温が下がっています。手を浸けると冷たいです」

先週は14度に下がっていると連絡を貰ったが、水温が上がっていないようだ。

川崎さんのこの渋い状況の中、何とかアタリを捕らえ様と頑張ってシャクリ続けている。

「思い切って、ポイントを移動しましょう」

今一番ベイトがいると思われる、ポイントに移動する。

沖合80メートルにいた仲間も、合流。

「沖のポイントも全然アタリが出ません」

「我々も鰤を求めて、大島に行ってみたけど当たらなかった」

この水深45メートルのポイントには、立ち上がったベイトが映っている。

2流し目に川崎さんがアタリを捕らえた。



「小さいです。でも、エソではないです」

と、巻き上げていく。

上がってきたのは、オオモンハタ。



「ちょっと、寂しいですね」

「でも、この悪い状況の中、美味しい魚ですよ」

この頃になると、真西の風が強くなり始めた。

「風が出てきましたね」

他の仲間からも連絡が来て、「全然アタリが出ない」と苦戦しているようだ。

「この状況では、アタリは出ないかもしれませんね。帰りましょうか」

状況が好転することを期待して、帰港した。