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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月15日 来たね、獲ったね、やったね!

2017年01月15日 | 日記
状況の変化に、時に驚いたり、時に悩んだり、時に喜んだりする。

今日は状況の変化に、喜んだ1日だった。

朝7時、やや強く吹いている北西風の海の状況を確認して、出港。

「栗原さん、小山田さん、風が吹いてきたらポイントを変えて頑張りましょう」

と、沖合60メートルのポイントを目指して、走る。

「この風は、北の風かな」

沖合に出るに従って、潟から吹いてくる風と、その影響で寄せてくる白波とウネリが気になる。

時折、左舷から白波が船首を洗っている。

やがて、ポイントに到着。

「ここは、特徴的な変化は余り無いです。しかし、ベイトはいます」

魚探を見ながらベイトの反応の説明をする。

潮は、北東にゆっくりと出ていく払い出しの上り潮。

潮の色も、青みが濃くて良い色をしている。

「風にながされると思います。揺れにも気を付けてくださいね」

栗原さんと、小山田さんが仕掛けを落としていく。

風の影響もあって、3度くらいの着底確認した後は、仕掛けを回収して落とし直していく。

「来た!なんか来た!」



小山田さんがアタリを捕らえた。

「どんな感じですか」

「結構ラインが出ますね。この感じ、青物かもしれません」

時折、ドラッグ音がなり、耳に心地よい音がする。

「見えた。ブリだ」

栗原さんが、魚を確認。

無事タモ入れしたのは、6キロの寒鰤。



「来たね。やったね。獲ったね」

私も、ブリが釣れるのを待っていただけに、思わず小山田さんと握手。

栗原さんも、笑顔で祝福している。

「この時を待っていました」

私は、嬉しくてたまらない!

小山田さんに続けてアタリが来た。





小さいけど真鯛だ。

鰤に真鯛、今日の出足は最高だ。

最高な状況の変化もやって来た。

「風が止んできた。波も落ちて静かになってきた」

嬉しい、喜ばしい状況の変化だ。

「栗原さん、小山田さん次のポイントに行ってみませんか」

「行きます」

「この潮で、風も止んで釣りが出来ると思います」

船を北東方向に向けて走らせる。

どんな釣果が待っているか、水深90メートルのポイントに入った。

潮は、0.6ノットくらいで北方向に流れている上り潮だ。

栗原さんにアタリが来た。





上がってきたのは、良型のガンゾウヒラメ。

「ホール中に当たってきた」

今度は、小山田さんにアタリが来た。





アカヤガラだ。

「美味しいよね。これは良いお土産が出来た」と笑顔。

潮がどんどんと、良い感じになっている。

又しても、小山田さんに強いアタリが来た。



竿が強烈に絞り込まれている。

「結構引くな。根魚の大きな奴やろうか」

強い引きを耐えて、ラインを回収すると丸々とした大きなアカヤガラが見えてきた。

しかし、ビックリしたのは、そのアカヤガラの下から追いかけてきている、茶色い色をした何か大きな物。

「何あれ…。なんだ…」

小山田さんも「なんかいる!何か吐き出した。」

茶色い色をした何かが、2メートルは有りそうなアカヤガラを追いかけて、海面近くまで来ている。

「泡が浮いてきた」「潜っていった」「なんか、正体がわからんかった」

アカヤガラは回収したが、その下にいた“何か”が分からなかった。



アカヤガラは、2メートルを超していた。

「なんか怖かったね」と小山田さんと話が続いた。

そんな中、栗原さんにアタリが来た。



慎重なやり取りで、上がってきたのは3キロ近いニベ。



「ニベだった。鯛かと思った」と笑顔だ。

船首に場所を移動した栗原さんに、強烈なアタリが来た。



「さっきの正体不明の大物かもしれないね」

小山田さんと二人で応援する。

ラインが引き出され、竿先が海面に突き刺さらんばかりに曲がっている。

それでも、すこしずつ獲物が上がってきた。

「ニベだ。大きい!」



上がってきたニベは、10キロの大型。

「でかいですね」小山田さんが、笑顔で言葉を掛けている。

「久し振りに10キロクラスのニベが上がりましたね」

釣れる魚も、段々と大きくなってきた。

小山田さんにアタリが来た。

最初のアタリが強烈に走っただけに「また、青物か」と期待したが、走りが止まりすんなりと上がってくる。

海面に姿を見せた魚を見て「おおっ、白甘鯛だ」

と、いっぺんに気持ちが高ぶってきた。



「これが釣りたかったです」と満面の笑顔。

高級魚の白甘鯛が釣れた喜びで、船上は笑顔が溢れる。

「今日は、楽しい釣りが出来ました」

栗原さん、小山田さんが笑顔で楽しそうだ。

「帰りますか」

「はい、お疲れさまでした」

帰りの船上は、満足の笑顔だった。