まだ暗い夜明け前、車庫の屋根に当たる雨音が聞こえる。
「やっぱり雨が降ってるね」
「どうする。海を見に行く?」
「チョット、行って来る。風が強いやろうね」
夜明け前の海を見に、湾岸道路へと車を走らせる。
途中にあるパチンコ店の上り旗がバタバタと激しく、はためいている。
海が見えるくらいに、周りが白々と明るくなってきた。
「やっぱり、波があるね」
沖からの白波も、岩場に打ち寄せている。

風も北東の風が強く吹いて、海岸端の木々の枝が揺れている。
船着き場に行ってみる。
ここは、北東の風の時は「無風…」と、勘違いすることが多い。
雨の中、車から出るのも嫌だったので、そのまま自宅に帰る。
自宅で釣りのビデオを見て、午前中は時間を過ごす。
エギングや鯛ラバ、ジギングとダビングしているビデオを
「なんか、新しい物は無いかな」
と、考えながら繰り替えしみる。
その内、ビデオを見るのも飽きが来る。
妻が「油津に行く」と言うから、私もお供する。
昼過ぎになって、漸く雨も上がり、綺麗な青空だ。
船に飾っていた、鏡餅を下げる。

船仲間のO先輩に、電話してみた。
「雨も上がり、風もなく、船着き場は良い天気ですよ」
「今、釣具店に来ている。仕掛けを作って明日に備えているところ」
釣り仲間から、ラインが送られてきた。
都井岬が出している、明日の天気予報だ。
朝のうちは北西の風が7~8メートル、11時頃からは北西の風が10メートルを超している。
明日の予約を頂いている、お客様からも連絡が来た。
「明日の風は、強風ですね」
「そうですね。西風が10メートルも吹いたら釣りにならんですよね」
「どうします…」
「出したいけど、出せるかな…、余り風が強いと前回みたいに釣りにならなくなりますものね」
「明日は、待機しています」
「そうして下さい。朝早く、海を見て行けると思ったら連絡します」
「分かりました。連絡待っています」
出したい…出せるかな…。
北西の強風で、バタバタした過去が、頭の中を過ぎっている。
夕方、妻と見に行った海は、ウネリが残っていた。
「出せるかな…出したいな…」
「やっぱり雨が降ってるね」
「どうする。海を見に行く?」
「チョット、行って来る。風が強いやろうね」
夜明け前の海を見に、湾岸道路へと車を走らせる。
途中にあるパチンコ店の上り旗がバタバタと激しく、はためいている。
海が見えるくらいに、周りが白々と明るくなってきた。
「やっぱり、波があるね」
沖からの白波も、岩場に打ち寄せている。

風も北東の風が強く吹いて、海岸端の木々の枝が揺れている。
船着き場に行ってみる。
ここは、北東の風の時は「無風…」と、勘違いすることが多い。
雨の中、車から出るのも嫌だったので、そのまま自宅に帰る。
自宅で釣りのビデオを見て、午前中は時間を過ごす。
エギングや鯛ラバ、ジギングとダビングしているビデオを
「なんか、新しい物は無いかな」
と、考えながら繰り替えしみる。
その内、ビデオを見るのも飽きが来る。
妻が「油津に行く」と言うから、私もお供する。
昼過ぎになって、漸く雨も上がり、綺麗な青空だ。
船に飾っていた、鏡餅を下げる。

船仲間のO先輩に、電話してみた。
「雨も上がり、風もなく、船着き場は良い天気ですよ」
「今、釣具店に来ている。仕掛けを作って明日に備えているところ」
釣り仲間から、ラインが送られてきた。
都井岬が出している、明日の天気予報だ。
朝のうちは北西の風が7~8メートル、11時頃からは北西の風が10メートルを超している。
明日の予約を頂いている、お客様からも連絡が来た。
「明日の風は、強風ですね」
「そうですね。西風が10メートルも吹いたら釣りにならんですよね」
「どうします…」
「出したいけど、出せるかな…、余り風が強いと前回みたいに釣りにならなくなりますものね」
「明日は、待機しています」
「そうして下さい。朝早く、海を見て行けると思ったら連絡します」
「分かりました。連絡待っています」
出したい…出せるかな…。
北西の強風で、バタバタした過去が、頭の中を過ぎっている。
夕方、妻と見に行った海は、ウネリが残っていた。
「出せるかな…出したいな…」