かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2008.7.26 藤岡、吉井、前橋、高崎、保美濃山トンネル、自衛隊夏祭りへ。

2008-07-26 23:06:38 | インポート
昨日は午前8時30分より藤岡警察へ。吉井町内の交通標識の設置の要請。さらに藤岡で多野東部森林組合でB材・C材の活用について県林政課との協議報告。

吉井町に戻り町内小学校へ。交通標識等について校長先生と住民のみなさんと話し合い。

前橋で八ッ場ダムを考える群馬連絡会幹事会に出席。高崎に移動し、連合高崎で江田五月参議院議長と語る会の最終うちあわせ。そして藤岡市鬼石地区へ。

     

 
         看板の先の                    用地買収予定地

          
                   下久保ダムの眺め

国道462号、新保美濃山トンネル建設予定地の現場視察。藤岡土木事務所用地係のみなさんより説明を受けました。

新保美濃山トンネルは神流町、上野村など奥多野住民にとって高速道路まで30分間構想を実現するための大切なトンネル。

すでに建設することを群馬県は決定していますが、トンネル関連用地買収に応じていただけない方がいらっしゃるということで、対応と対策づくりが急務です。

現地で説明を受け用地買収実現にむけ「ヒント」を得ることができました。新トンネル建設へ全力を尽くします。

 

終了後、吉井町へ戻り午後6時30分より馬庭の自衛隊分屯地の夏祭りに参加し、鏡割り。

     

会場で、飯塚邦広吉井町議会議長に高崎合併実現へ、さらなる指導力を発揮して欲しいと要請。


2008.7.25 「リベラル群馬」県庁各担当課よりヒアリング

2008-07-25 14:03:30 | インポート
     

昨日は午前9時より、リベラル群馬のヒアリングの前に、個別に林政部よりB材・C材の活用、竹林伐採について協議。

B材の活用については平成20年度内に藤岡市下日野に「集成材加工施設整備」のための「県産材加工協同組合集材工場」を新たに建設し、県産材の市場規模拡大を図っていくことが決定。

C材活用については今後も検討を続けていきます。竹林伐採についても良いアイデアが出そうです。

10時からは産業経済部各課よりヒアリング。
・企業誘致、・観光振興、・就労支援、・障がい者の就労の各支援について説明を受け、ディスカッション。

私からは、群馬総合情報支援センターで群馬を売り込むために、TV・マスコミへどう対応しているのか。中山間地域の観光施策の展開、湯の沢トンネル関連のさらなる県民への周知の徹底などについて質させていただきました。

議論の中で担当の方より『最近、東京の方と話した時に、熱海への集客が復活しつつあるが、熱海などは「前へ行く」、群馬へは「(後ろへ)バックする」というイメージがどうしてもある。』と言われたという話を聞き、妙に納得してしまいました。

私も東京生活が長かったので「群馬へはバックする」という感覚はよくわかります。このイメージを払拭するのは、相当な努力がいると感じました。

午後は健康福祉部各課よりヒアリング。

・介護高齢対策、・医師確保対策、・子育て支援策、・障がい者政策について説明を受けディスカッション。

私からは、子育て支援や、障がい者政策については県単独事業が多い。大沢マニフェストの柱の1つである医療費15歳までの無料化を実現するために、有用かつ実績をあげているこれらの県単独事業費が削減されることはないかと質させていただきました。

来年度の予算編成への基本でもあり、大切な視点。今後も強い問題意識をもってこの点に注目していきます。

終了後は農家、畜産農家への原油高、飼料高への対応について担当課と協議。さらに佐藤林政課長に神流町の作業道の補正予算化について再要望しました。

神流町の作業道は、台風9号の復旧がまだ完全に終わっていません。今後もさらに強く要望していきます。

     

午後5時よりコンビニの24時間営業の規制、コンビニ経営の問題点について、前橋市内コンビニ店主の方よりヒアリング。

地球温暖化政策の一環としてコンビニの深夜営業の規制は必要だと考えます。大半のコンビニ店は深夜営業は赤字であるのが実態です。

すでに埼玉県、神奈川県、京都市の各首長が規制検討を表明しています。群馬県も対応を検討する必要があります。

     

夜は、石川眞男 玉村町議会議長を囲んでの高崎市内で懇談会。

「炭火焼肉 酒家 九官亭」の焼肉と、店主の朴泰真さんの工夫を凝らしたメニューの数々。大変美味しくいただきました。ありがとうございました。


2008.7.24 県議会地域活性化対策特別委員会・県内視察、第2回高崎合併法定協報告会。

2008-07-24 23:00:08 | インポート
     

昨日は県内視察。JR東日本高崎支社でヒアリング。鎌田支社長より、SL・D51の観光キャンペーン、源泉ぐんま紀行キャンペーンなど様々な取り組みについて説明がありました。

上信電鉄についても駅からハイキングの企画が人気があるとの報告も。草津温泉女将による誘致ポスターの中に知人の「草津ホテル」の女将さん、若女将さんの顔もありました。

鉄道利用者は、全世界の利用者1億6千万人。JR東日本の利用者は1600万人で、世界の人口10人に1人がJR東日本の利用者とのことです。公共交通、地域活性化、環境などの鉄道の再生は急務です。

     

午後は、安中の松井田地区に移動し、松巳鉄工を視察。コマツと連携し、建設車両用コントロールバルブの生産をし、中国へショベルカーを輸出し業務拡大中とのこと。

工場内が清潔に保たれていることにビックリしました。部品の精密性、安全性を確保するには、ここまでやるのはあたりまえとのことでした。

取引業者名に、ご支援いただいている吉井町の三国製作所の名前もあり身近に感じました。

  
   
さらに富岡市に移動し「ユネスコ世界遺産暫定リスト」に登載された「富岡製糸場」を視察。

普段は入れないところも見学させていただきました。説明をいただいたのは今井幹夫 富岡製糸場総合研究センター所長さん。今井さんは私の父親と教師仲間だったとのことでした。ほんとうに熱心でわかりやすい説明ありがとうございました。

 

説明会には富岡高校野球部の先輩、宮前 富岡市教育委員会教育長、後輩で富岡市役所に勤務する黛君も。世界遺産登録にむけて県議として、富岡高OBとして全力で頑張ります。

     

夜は高崎合併第2回法定協住民説明会に参加しました。参加者からは反対・慎重町議会議員により否決されるのではと心配の声があがりました。

斎藤町長からは、反対・慎重町議会議員と時期が来れば話しあいをしたいとの答弁がありました。話しあいこそが基本です。町長の答弁が生きるように、私たち住民も反対・慎重町議会議員にもっと働きかけを強めていかなければなりません。

説明会の終了後、何人かの住民のみなさんより、飯塚邦広町議会議長には、さらなる指導力を発揮して欲しいとの声。飯塚議長の頑張りに期待しています。


2008.7.23 「リベラル群馬」県庁各担当課よりヒアリング

2008-07-23 22:18:09 | インポート
昨日はリベラル群馬による県庁各担当課ヒアリングを行いました。

(1)蚕糸振興について

国の蚕糸業の現状と課題、さらに県の独自の取り組みについて説明いただきました。

蚕糸業は、中国、インドにおされて国産生糸生産量は1970年代から激減。現在では世界で日本の生糸生産高は0.3%まで落ち込んでしまっています。

群馬県も30年前までは桑畑でいっぱいでしたが、ほとんど桑畑の風景が見られなくなっています。しかし、少なくなっても群馬県は全国シェアは43%をしめてトップです。

群馬県186t、福島県57t、栃木県40tの順。養蚕農家数でも群馬県が471戸でトップです。吉井町も、安中市、前橋市に次いで第3位の戸数(46戸)です。
県としては付加価値の高い養蚕業の展開をめざし
① 群馬オリジナルの蚕品種の育成
② 特徴ある生糸の開発
③ 「日本絹の里」の設置
④ 座繰り講習会の開催
⑤ 蚕糸、絹業団体の設立
⑥ 川上、川下提携システムの構築

を取り組むとのことです。

農家の高齢化など厳しい状況ですが、規模は小さくとも日本は世界最高峰の技術を持っています。しっかりと支援していきます。

(2)群馬の野菜振興計画、畜産施策について

群馬県は「野菜王国」をキャッチフレーズに、現在精力的に群馬の野菜の売り込みに力を入れています。また畜産と合わせると2200億円の生産高を誇り、群馬の基幹産業となっています。

環境問題、外国産農産物の安全問題、地産地消の拡大気運など、情勢はやや追い風が吹いています。しかし、原油高、飼料価格の高騰で、生産者をとりまく状況は本当に厳しいものです。

県として、国の支援策を待つだけではなく、原油高、飼料価格高騰の支援策をすすめるべきであるとの認識で一致し、リベラル群馬として大沢知事へ緊急支援策を要請することを決定しました。

(3)地球温暖化対策の推進について

担当課より県の施策についての説明を受けました。

しかし、国のレベルでの取り組みの領域が大きく、県としては地球環境保護など啓発活動に重点を置かざるをえないという印象を受けました。

私からは公共施設や、小・中・高公立学校に太陽発電、ソーラーシステムを設置すべきと提案いたしました。

(4)林業振興の取り組みについて

県の森林政策ビジョン第二次推進計画、平成20年度の取り組み、間伐・作業道推進プランと森林吸収源対策について説明を受けました。

山を守ることは木をつくり、水・空気を育み、生命を大切にすることにつながります。さらに中山間地域の再生にむけ、新たな雇用をつくることにもつながる大切な事業です。

地元神流川森林組合、多野東部森林組合のみなさんから出されている作業道建設、B材・C材の活用、竹林伐採等についても、県の担当者の方と問題意識を共有できました。具体化にむけてつめていきます。

(5)教職員の採用、昇進についてヒアリング

リベラル群馬としてのヒアリングが終了後、教育委員会学校人事課と県教職員組合のみなさんから、大分県での事件との関連で採用試験と昇進決定までのシステム、改革の方向について説明を受けました。「いわゆる口利きの公開」とも絡む大切な問題です。引き続きこの問題に取り組んでいきます。


2008.7.22 知事選敗北から1年 - 敗北から県政改革の展望をどのように切り拓くのか

2008-07-22 11:30:30 | インポート
    

今日7月22日は、知事選敗北から1年。

私にとっては痛恨の敗北でした。もっと頑張れたのでは。もっと打てる手はあったのではないか。今も自責の念でいっぱいです。しかしこの敗北から、県政改革の展望をどのように切り拓くのかは、政治に携わる私たちの責務です。

まずは、個人的なことから。小寺弘之前知事は私を県議に押し上げていただいた大恩人です。2006年10月に県議選立候補を決意してから11月に1度、3月に2度、選挙本番中に2度、選挙区に応援に来ていただきました。

保守地盤の根強い多野郡にあって無名の私を当選させていただいたのは、小寺弘之前知事の力なくしてありえなかったことは間違いありません。

7月の知事選では恩返しという意味では、恩が返せなかったことは痛恨の極みでした。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

当選3ヶ月で多少の遠慮もあり、自らの選挙区の多野郡とつながりのある高崎市の選挙活動に埋没してしまい、全体的なところでもう少し手が打てたのではないか。

私自身、相当な図々しい性格ですから、生意気とも選対のみなさんに思われても、言うべきことをもっと言い、やるべきことをもっとやるべきだったと後悔しています。

さらに敗北による痛手は、自民党の事実上の一党支配が続く群馬県の政治に、県民の目線、立場に立った、もう1つの政治勢力を作る大きなチャンスを当面逃してしまったことです。

小寺前知事は、知事選において「県民党」を標榜し、「一党一派に偏しない」のスローガンを前面に出し、選挙戦を戦いました。

私は自民党に対抗する政治勢力が、県内においてはただちに民主党というたてかたはとりません。

国際化と地方分権化、さらに情報化が同時に進む日本の状況にあって、群馬県というローカルの視点に立って「地方政府」を担うローカルパーティー的存在、「県民党」が大きな政治的意味を持つと考えています。

小寺知事の敗北は有り体な見方からすれば「多選批判と2億円の退職金」となります。確かに選挙戦術上の観点からすれば、大きな焦点となったのは事実です。

しかし小寺前知事がめざした「県民党」の意味、政治の方向性や実績は、もっともっと吟味されるべきだと考えます。

例えば県内分権により、住民の自治力を育てる視点、文化行政、行財政改革の推進など、群馬県を地味ながら質と実を持った地域をめざしたこと。

大沢県政のもとで、廃止転換されつつある、理事制や県民局の設置などは、深い意味があるのではないか。

小寺前知事は3期12年を経て、4期目に県庁改革、県政改革でさらなる独自性を打ち出し、自民党県議団との対立が深まっていったとよく語られていますが、小寺前知事の4期目にむけて改革の最重点課題は「人づくり」だったのではないでしょうか。

理事制や県民局の設置は、住民ひとりひとりの力を、もっと引き出すこと、県庁の職員が個別の役割に埋没するのではなく、全体を見回して総合的な政策づくりや判断力を身につけて欲しいという思いだったのではないでしょうか。

一度、小寺前知事とじっくりお話をしてみたいと考えています。

今、時代は世界的な変動・変革期にあります。しかし、だからといって派手なスローガンやパフォーマンスで、群馬県が住みやすく、暮らしやすくなるわけではありません。

中央政府に依存したり、一党一派に偏るのではなく、地方分権時代にふさわしい「地方政府」をこの群馬にどのようにつくっていくのか。

知事選敗北から県政改革の展望をどのように切り拓いていくのか。

道のりは遠いようで、近いこともあります。一歩が十歩になることもあります。大きな希望と戦略を持ちつつも、知事選敗北の重みを常に腹に入れて行きながら活動をすすめていきます。

     

昨日は夕方から青年・女性部のみなさんとバーベキューパーティーで元気をもらいました。