山浦清美のお気楽トーク

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「維新の会既成政党ぶっ壊す」

2012-02-18 | 川柳

 維新の会の「船中八策」には、スクラップ&ビルド的な考えが読取れます。既存制度、既得権益などを一旦ぶっ壊し、そこから新たなスタートを切ることこそが改革であるとの考えであろうかと思われます。既存の制度や政党等は制度疲労が来ているから、もはや存在価値がないどころか、むしろ害悪を及ぼしている。ゆえに、リセットしなければならないといった理屈なのでしょう。

 しかし、言うは易く行なうは難しです。ぶっ壊すことは簡単でしょう。そこからものを作り上げることは並大抵のことでは出来ません。それは、ぶっ壊す対象がそれなりの存在理由があるからです。それを既得権益と言ってしまえばそれまでですが、それなりの社会的背景があるのも否定し難い事実です。果たして、それを全否定してしまう程の正当性を見出すことができるのでしょうか。

 新しい制度を作るにしても、そこには今までの制度を内包せざるを得ません。「ハイ、明日からはこれこれだからね。」と言われても生じるのは混乱ばかりです。変革の規模が大きければ大きいほど混乱も大きくなります。明治の世が治まるまでに一体どれくらいの動乱が起こったかは、歴史を振りかえれば明らかでしょう。

 かといって、このままではどうにもならないのも明らかです。既成政党によって改革が進むとは期待できません。維新の会が、既成政党をぶっ壊わすことで、新展開が生じる可能性もあります。また、既成政党も生き残りを賭けた自己変革が行われる可能性もあります。少なくとも維新の会の存在は、小変革の起爆剤となることは間違いないでしょうし、大変革を起こす可能性を秘めているかも知れません。それが、良い方向を示しているかどうかは知りませんが・・・。


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