山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

日本の標準時を2時間も前倒し???

2013-05-23 | 政治・経済・社会

 猪瀬都知事が、日本の「標準時」を2時間も早めることを22日の政府の産業競争力会議で提案したと報道されておりました。その狙いは、東京市場を2時間前倒しすることによって、東京、ロンドン、ニューヨークの各市場が切れ間無く取引されることになり、東京の金融市場が始まる時間を世界で最も早くすることで、金融機関の拠点を日本に置く動きを促すことに繋がることにあるそうです。

 だったら、金融関係だけ早めにやれば済む話でしょう。日本全体を巻き込む必要なんてどこにもありはしませんよ!!

 省エネに効果があるとの指摘もありますが、サマータイムならば議論の余地はあるでしょうが、単なる前倒しだけでは殆ど効果は無いか、逆に増エネになる可能性だってあるでしょう。「サマータイムについて」で指摘しておりますように、夏場の1時間でも社会生活に大きな影響を及ぼすのに、今回の提案は2時間です。それも1年中の話な訳ですから、その影響は甚大です。

 そもそも生物は、太古の昔から日の出・日の入りを基準として生活してきたのです。夜行性の生物もいますが、それはそれなりの理由がある訳です。人間もその例に漏れないのです。現代のライフスタイルは、これと大きく異なったものとなっております。これは科学・技術の発達でこれを可能ならしめているのですが、それに伴って多くのエネルギーを消費することとなります。即ち、不自然な生き方がエネルギー消費の増大を招いているともいえます。

 今回の提案は、金儲けのためなら何をやっても良いといった考えが根底にあるのではないでしょうか。繰り返しますが、自分達が儲けたいのであれば、それは自分達だけが時差勤務でも何でもやれば良いではありませんか。何も標準時までをも変更する必要がどこにあるのか全く理解に苦しみます。

<2013/05/24 追記> 確かニューヨークってサマータイムがありましたよね。都合3時間の前倒しっていうこと?


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