山浦清美のお気楽トーク

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昼休みにエアコンを切った方がいいのか?

2012-05-24 | 省エネ

 省エネ・節電のために昼休みにエアコンを切ることが多いように思われます。常識的には、その方が節電になるように思われるでしょうが、電力不足の時にこれが果たして正しい行動といえるのか疑ってみる必要があります。



 「デマンド管理による省エネルギー」で指摘しておりますようにデマンドコントローラーでエアコンを自動制御している場合には、昼休みのエアコン停止は効果があります。しかし、それ以外の場合には、昼休み終了時のエアコンの一斉稼動によってピークを作る(同ページの棒グラフ参照)ことになります。このケースは極端な例かも知れませんが、他でも似たりよったりの状況が発生してしまうものと考えられます。



 これはエアコンを停止することにより、室内温度が上昇することに起因します。例えば、エアコンの設定温度を28℃に設定していたとします。この場合エアコンが運転されていれば、この設定温度に維持しようと動作(詳細は「エアコンの省エネルギー」をご参照ください。)します。エアコンを停止することによって、例えば室内温度が35℃まで上昇したとします。昼休み終了で、エアコンを運転しますと一気に28℃まで冷やそうと最大能力で動作することになります。これがピークを作る原因となります。ですから、少なくともピーク電力を抑制する観点から言えば、昼休みのエアコン停止は合理的とはいえないように考えます。




 




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