山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

地球寒冷化(?)

2012-04-10 | 政治・経済・社会

文藝春秋五月号の巻頭言で立花隆氏の「太陽の謎」というのが掲載されておりました。JAXAが打ち上げた「ひので」という太陽観測衛星からのデータで、太陽の謎の解明が大いに進みつつあることを紹介してありました。

 そこから得られた知見によると地球温暖化より地球寒冷化の危機が懸念さるとのことです。近年、地球温暖化が叫ばれ、政治的にも社会的にも二酸化炭素などの温暖化物質の排出を削減する取組みがなされてきました。

 地球温暖化に関して疑問を呈する科学者がいる中で、科学的真実を他所に前述のような取り組みだけが先行してきた感があります。地球寒冷化といった科学的な対立軸が出てきたことは重要なことであろうと考えます。少なくとも排出権取引のような無用な制度(暴論といわれるかも知れませんが・・・)を普及させ、金儲けの道具にしようといった議論は沈静化するのではないかと期待します。

 私は、何も今までの行動が無意味であったと主張している訳ではありません。化石燃料は長期間の太陽エネルギーを蓄積したものです。これを産業革命以降の極短期間で使い尽くすようなことが、地球環境に悪影響を与えることは容易に想像ができることです。そういった意味で省エネを推進することは、大変意義のあることなのです。行われるべきことは、エネルギーや資源の無駄遣いを抑制することであって、これを金儲けのための取引とすべきでないということです。

 今回の立花氏の言を借りれば「バカの一つ覚えのように、地球温暖化の危機を叫ぶばかりではいけない。」といったことでしょう。自然の理解が進めば進むほど、これらから得られた帰結は社会にフィードバックされ様々な影響を与えます。私達素人は、これらの全てのことを理解することはもちろん不可能なことです。しかしながら、常に関心をもって自分自身で考え、理解し、そして行動する努力を払っていくことが重要でないかと考えます。少なくとも私はそうありたいと思っております。

<参考> 「排出権取引と排出抑制」「牛のゲップで地球温暖化?(+野焼きについて)


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